2004年05月12日(水) |
『世界の中心で、愛をさけぶ』 |
結婚を控えた朔太郎(大沢たかお)だが、自分の結婚に現実を感じられていない。 そんな時、婚約者の律子(柴咲コウ)が突然消えてしまう。 偶然見たテレビニュースから、律子が四国に行った事を知る朔太郎。 律子の下へ向かうが、そこは自分の故郷であり、昔の恋人:亜紀(長澤まさみ)との思い出が眠る場所だった。。。
タオルがぐしょぐしょになるくらい泣いたし、全体的には感動作だと思う。
でも、ストーリーの主題が何となくきっちり描かれてないような気が…。
大人の朔太郎は、「律子というフィアンセがいるけど、昔の恋人である亡くなった亜紀を忘れられない」という設定なのに、そうゆう想いの葛藤がイマイチ表れてないように思えました。 いわば、今まさに毎週見ている『冬のソナタ』状態なわけですよね? この設定って? けどさ、四国に行く前の段階で、全然、葛藤の場面が描かれてなくない?
四国に行って、亡き恋人の当時の肉声のテープを聞き、デートした場所を歩けば、そんなの思い出すに決まってるってっ。 それは、200%想いは亜紀に向かいますよ。 でも、こうゆう展開だけ見せられても、大人の朔太郎が日常で亜紀を忘れられなくて気持ちが揺らいでる様子なんて分からないよ…。 私、これが凄いズレた作りだなぁって感じたんですけど、、、みんな全然気にならなかったのかなぁ…?
ちょうど、3回ぐらい前の『冬ソ』で、ユジンがミニョンに言う「何1つ変わっていないのに、その人だけいないという状況があなたには分かりますか?」←みたいなセリフがあったけど、映画見ながら、朔太郎ってユジンと似たような状況なのに、日常での「亜紀を思い出す」「亜紀を忘れられない」っていうシーンが全然ないじゃん…と、思って見てました。
とはいっても、大沢たかおは、とっても良かったと思います。 でも、やはり、ちょっと物足りなかったかな。 登場時間が少ないというのもあるけど、もっとセリフをしゃべる役で見たいです。 亜紀のお墓を訪ねるシーンが『解夏』と、超かぶった!
少年の朔太郎と亜紀、森山&長澤コンビは素晴らしかったですね。 はっきりいって、この2人だけで良かったよ。 大人バージョンはいらなかったと思う。
1番いらなかったのは、律子。 最初、柴咲コウが足を引きずって歩いてる様子を見て、「あ〜、この子、何か障害がある設定なんだ」と思ったけど、まさか、あの繋がりとは、、、。 私、あの展開、個人的に、結構な興ざめだったんです…実は。
あと、平井堅の歌は最後だけじゃなく、途中で1回ぐらい流れて欲しかったなぁ。
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香港の写真upしました。 スターフェリーからと、ビクトリアピークから景色を撮った2枚が、携帯の画面で見るより綺麗に写っていて感動! 意外にちゃんと撮れていたなぁ〜!(^_^)!
例の竹の足場は、高い場所を撮っても竹かどうかが分からないので、低い場所を写しました。 でも、どんなに高層ビルでも竹なんですよー。 これ、バスの中から(バスの窓から)撮ったんだけど、ちょうど低い足場で、凄く分かり易いかと思います。 タイミング良くタクシーも入ったの。
≪≪ 昨日は香港旅行4日目〜実は極秘決行?!〜 ((ちなみに、まだバレてません(;^_^A))
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『死に花』 『フォーチュン・クッキー』 『アドルフの画集』
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