東京で小学校教諭をしている隆之(大沢たかお)は、ある日、突然にベーチェット病に倒れた。 徐々に視力を失っていくという原因不明の難病。 隆之は、研究の為、モンゴルに行っている恋人:陽子(石田ゆり子)の将来を考え、独り、故郷の長崎へ戻った。 しかし、病気を知った陽子は、長崎へと追いかけてきて、母親(富司純子)の誘いもあり3人で一緒に暮らし始める。 生まれ育った町の景色を目に焼き付けようと、陽子と2人で長崎をめぐる隆之。 日々、見えなくなってくる隆之の視界。 やがて隆之に「解夏」の時がやってくる。。。
一昨年、長崎に行った私は、歩いた景色、見た景色がいっぱい登場して、すぐに映画の中に入り込んだ。 自分が行ったのも夏。 映画の中の季節も夏。
物語は淡々と進んでいくし、主要な登場人物も少ないし、一見、退屈そうに感じるかもしれませんが、私は、かなりどっぷりと浸れた映画でした。
なんといっても、大沢たかお&石田ゆり子が良い! “本物のカップルに見える度”が抜群に高かったと思う。 ビジュアル的にもお似合いでしたね♪ 空港でのお見送りシーンの2人の雰囲気がめちゃ良かった〜! 素敵なカップル。
私、よく考えたら、大沢たかおの演技って初めて見たような…。 違うキャラクターの役どころも見てみたい気もするけど、なんとなく悪役っぽいのは見たくない気もする。 隆之は優しくて穏やかな雰囲気の人なので、もう1回ぐらい、この路線で堪能したいです。 演技派もちろん、声としゃべり方も凄く気に入りました。
話の展開として、敢えて難点をあげるとすれば、隆之が失明に至る恐怖感がチョット弱いかなぁと思う部分もあります。 でも、隆之だったら、お墓のシーンでの号泣だけで十分伝わってきたし、お母さんも陽子も、あのままが良いから、やっぱり難点じゃないのかな(;^_^A
ラストシーンを見て、、、人に対して笑顔でいるって大切な事だなぁ〜って改めて思いました。
映画の内容からは少し離れちゃうけど、石田ゆり子の髪型、良いよね!! 私も元々は、あのくらいショートカットなのに、今ちょっと野暮用で髪を伸ばしていて(>_<)年末に『藍色夏恋』を見た時もそうだったけど、主人公にショートヘアの人が出てくると、今の自分の髪型がホントに嫌になってくる(-_-)
それと、以前『週刊新潮』の“食卓日記”で石田ゆり子の回を読んだ時、「映画の撮影でモンゴルに行った〜」と書かれていて、「どんな映画なんだろう?モンゴルまで撮影って」と思っていたら、この映画の事でした。 記事には確か、5日間ぐらいモンゴルに行ってたと書いてあったような記憶があるけど、5日間も行っていて、あれだけしかシーンが映らなかったのには驚いた。
♪BGM♪〜『sweet, bitter sweet』by:松任谷由実
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■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『ハリウッド的殺人事件』 『ニューオリンズ・トライアル』
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