2003年09月02日(火) |
『おばあちゃんの家』 |
ソウルに住む7歳の少年:サンウ(ユ・スンホ)は、母親の仕事が見つかるまで、会った事も無い、おばあちゃん(キム・ウルブン)にあずけられる。 母の実家は、もの凄い山奥。 おばあちゃんは口が聞けない。 ワガママ都会っ子のサンウは、おばあちゃんに反発し不満をぶちまける。 そんな孫を温かく世話をする、おばあちゃん。 サンウは、しだいに、おばあちゃんに心を開いていく。。。
私の休日の朝は、同居する祖母(母方・86歳)の各種病院の付き添いor診察券出しから始まる。 普段、仕事に行く日よりも、カナリ早起きだ。
うちは昔、共働きで、母は、祖母(=自分の母親)に私と妹の子育てを任せ、私が小6の時まで正社員でバリバリ働いていた。 だから、参観会や運動会に母が来てくれないのは普通で、小さい頃、母に対するイメージというのは、「日曜日に、デパートや喫茶店やミュージカルや美容院に連れて行ってくれる人」だった。
母に対して生活感が無かったというか…父と同じ感覚というか…ママなのにママじゃないというか…そんな感じ。 祖母は“日常”なんだけど、母は“特別”って感覚かなぁ。 父とは毎日一緒にお風呂に入っていたし、休日もよく遊びに連れていってもらったから、もしかしたら、父の方が母よりも近くに感じてたかもしれない。
祖母は、子育てから家事全般、夕飯の支度まで全てやってくれてたので、とにかく、何をするのも、どこに行くのも、ぜ〜んぶ一緒。 普通の家の、ママと同じ役目を、我が家では、祖母がしていたわけです。
おまけに、母は1人っ子なので、祖母にとって孫は私と妹だけ。 そして、自分の親なので嫁姑ナッシング。 こんな環境の中で育った私が、超ド級の、おばあちゃん子になるのも、頷けませんか?
寝ても醒めても、おばあちゃん。 世界一大好きな人、おばあちゃん。 28歳になっても恥ずかしながら、全く変わりません。
そんな祖母も、5年前に少し寝込んでから、急に足腰が弱くなってしまい、今は、杖が無いと歩けません。 でも、口は達者で、私は、まだまだ叱られてばかり(;^_^A 幼稚園の登園拒否⇒小学校登校拒否に始まり、子供の頃、散々、苦労をかけた私は、大人になった今、自分が出来る精一杯の事で、祖母に対して、お返しをしています。 休みの日の早起きや、病院の付き添いなんて、な〜んにも苦にならない。 だって、おばあちゃんが大好きだから。
って、全く『おばあちゃんの家』のレポになってないけど(苦笑)要は、おばあちゃんのことを語りたくなる映画です。
今日から5日までの限定上映だったので、初日に張り切って見に行ってきました。
サンウの為に鶏を仕入れに行って雨の中帰宅するも、自分の濡れた体を拭く前に、まずサンウに布団をかけた、おばあちゃん。 サンウのゲームボーイ電池のお金を捻出する為に、自分はバスに乗らず山道を歩いてきた、おばあちゃん。 泣けた、泣けた。 本当に泣けた。 ジーンとくる良いシーンが、いっぱいある映画でした。
ラスト、サンウがプレゼントしたイラストハガキ、おばあちゃんは出したと思いますか? 私は、大事に大事にとっておいてあると思いました。
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私は今のところ結婚する予定も無ければ、子供を産む予定も無い。 なので、母が、おばあちゃんになる事もない(当たり前だけど)。 ってゆ〜ことは、、、私自身も、おばあちゃんになる事は無いのよね…。
女の人は、自分が子供を産まない限り、おばあちゃんにはなれないんだ。
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昨日、『英語でしゃべらナイト』を見ていたら、『リトルダンサー』のビリー・エリオットこと、ジェイミー・ベル君が登場した。 大きくなってて、ショックを受けた…。 いや、なかなかカッコイイ少年に成長してましたよ〜。 でも、あのビリーじゃないの。。。 子供が大きくなるのは、何の不思議もないんだけど、ビリーは、ビリーでなきゃダメだよぉ(意味不明)。
最近、オスメント君も全く見ないけど、カナリ大きくなってる予感が…しない? 私は、この子、別に好きでも嫌いでもないけど、なんとなく現在の姿を見たくないような…。
♪BGM♪〜『Ballads』by:Miles Davis
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