2003年04月27日(日) |
『きれいな涙 スピリット(日本語吹き替え)』 |
↑話題になってるけど、私が知らないだけ…???
私、昨日までは、「今年の上半期No.1は、『太陽の雫』だなぁ」と思ってたんですが、あの壮大なストーリー大感動をも越えるくらいの、とってもとっても素晴らしい作品でしたっ!!!
みんな、すぐ見てっ。 明日、見てっ。 これを見ないとGWは始まらない、終わらないわよ(笑)。
私の、この山のような大感動を1人でも多くの人に味わって欲しい。
ストーリーは、いたって簡単。 大自然に生きる、一匹の馬を中心とした物語です。
そして、アニメといえども、従来のアニメとは少し違った趣です。 例えば、同じように動物が主人公だった『ダイナソー』とか、恐竜達が普通にセリフをしゃべってましたよね? でも、この『スピリット』は、動物は一切セリフをしゃべりません。
えっ?「馬が中心の物語って言ってるのに、馬がしゃべらないで、どうするんだ?」って? それがね、上手いこと出来てるんですわ。 馬の心の中の声や感情が、セリフ(ならびに語り)になってるんです。 また、これに加え、同じように心の声や感情がBGMとして流れてきて、更なる感動を呼び起こします。 敢えて、言葉をしゃべらさなかったところが非常にイイです!
私は、日本語吹き替え版を見たんですが、声を担当してる人の名前が、エンドロールの最後に一瞬映っただけで、すぐ消えちゃって(すっごい、早く消えるの…)全然分からなかった(T_T)
確か、スピリット役が中村俊介とか出てたかなぁ? でも、ラコタ族のインディアン役(←彼、重要な役です)まで目が追いつかなかったよ(>_<) そして、劇中、素晴らしい歌を聞かせる歌手も、大森?なんとか?って出てたような気がするんだけど、これもよく分からなかったよぉ(>_<) パンフにも、日本語吹き替えキャストの名前が何も載ってないのよっ! チョットおかしいと思わない?????
ちなみに、字幕版は、スピリットがマット・デイモンで、歌がブライアン・アダムスです。
84分とコンパクトですが、会場全体、ボロ泣き入った感動作です。 私の隣には、うちの両親ぐらいの御夫婦がいたんだけど、御主人の方も涙をすすってたなぁ。
うちの方のシネコンでは、1日1回上映のみ…見逃しちゃう人、多いだろうな…。
先のアカデミー賞で、『千と千尋〜』の実質的なライバルが、この作品だったんですよね? 賞が全てだとは思わないし、絶対的なモノだとも思わないけど、去年の『シュレック』vs『モンスターズ・インク』といい、今年の『千と千尋〜』vs『スピリット』といい、ど〜も、私好みの方が落ちてしまうわ。
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4月の読書まとめ。
『あんまりな』(中野翠 著)★★★ おなじみ、『サンデー毎日』に連載してるコラムをまとめた1冊。 2001年12〜2002年11月まで連載分なので、ちょう〜どW杯を挟んでいた時期…まだ1年経って無いのに、なんだか懐かしく読んだ。 ちょうど、1年前ぐらいに、トルシエJAPANの磐田キャンプが決まったんだよなぁ〜。 私も、バス乗るところ見に行ったし、大フィーバーだったなぁ。 2002年10月のページに、『酔っぱらった馬の時間』についてのコラムがあり、あの、なんともいえない悲しさが再び蘇る。 中野女史も、「今のほとんどの映画が一気に色褪せて見えてくるような力強さを持った〜」と書いているけれど、ホント、あの、生き抜く力は、今の私達日本人からは、とても想像がつかない世界だと思う。
『ファースト・プライオリティー』(山本文緒 著)★★ 31編からなる短編集で、全て31才の人を主人公にした物語。 この中では、『旅』が白眉かな。
♪BGM♪〜『Happy Meeting』by:Herve Sellin Trio
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