Akira Jimbo's Diary
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2008年06月04日(水) 北見

帯広を出てしばらくは広い国道を走り、快適な睡眠をむさぼっていると、突然がたがたと車が揺れ始めました。未舗装区間に入ったのです。対向車とすれ違うのが不可能なほどに道幅は狭くなり、路肩を示す赤白のポールが、クマザサの生い茂る原生林を大きく蛇行しながら続きます。ジュラシックパークに迷い込んだかのようです。時速10キロの超徐行運転。しばらく進むと左手に湖が見えてきました。チミケップ湖です。水際には倒木が沈み、シダ類が生い茂っています。湖と言うよりは巨大な沼です。チミケップホテル発見。ランチ営業もしていると書いてあるのに、人の気配がありません。営業していないのかと半信半疑でドアを開けると、フロントに係のおじさんがいました。食事は出来ますかと尋ねると、今はやっていないとの返答。残念。しかし清潔なきちんとしたホテルです。半径数キロに民家が一軒もないようなロケーション。写真を撮ってから車に乗り込みました。再び舗装された道に出たときの、あまりの静かさとスムースさに、改めて文明の素晴らしさを再確認した次第です。今日はお天気がよかったから良かったものの、悪天候では通行不能の難所でした。北見市内のホテルにチェックイン。近くのダイニングカフェにて超ヤングなランチ(チキンチーズカツガーリックソース)。チミげっぷ。
会場のオニオンホールはタマネギ倉庫を改造したライブハウス。25年営業している老舗です。熱いお客さんで大いに盛り上がりました。オーナーの小川さんにチミケップ湖のほとりを走ってきた話をしました。すごく良いところだけれど、夏場は蚊が凄いらしいです。虫よけスプレーなどものともせずに刺してくるのだそうです。環境がよいと蚊も強くなるのだ。熱帯ジャズ楽団等の機材回りでお世話になったサンフォニックスの林さんが、家業を継ぐ為に北海道に戻ってきました。2万分の1の地図にも載っている、網走郊外の広大な牧場です。北見までかなり距離があるのですが、わざわざ見に来てくれました。使われなくなった牛舎の2階に練習室があるとの事で、今度ライブやりませんかという話で盛り上がりました。ドリンクは絞りたての牛乳。牧場ライブ、実現したら画期的です。その折には是非遠方からも見に来て下さいね。


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