Akira Jimbo's Diary
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アテネ行きのフライトが夜だったので、ミュンヘン市内まで出てミニ観光しました。スーツケースがもう致命的にだめになってしまったので(取っ手が収納不能)空港内の旅行用品店でサムソナイトのニューモデル買いました。壊れた方はそのまま引き取ってくれました。5年ほど一緒に世界中を旅したので、記念に写真を撮ろうと思ったら、もう係員が持ち去った後でした。なんと手際の良いこと。きちんとお疲れ様をいえなかったのが残念でした。 一夜明け、アテネにいます。とても暖かです。ホテルのベランダから遠くパルテノン神殿が見えます。歩いて上るので結構くたびれます。今回はパスです。前回同様、ナカスミュージックコンサバトリーにてセミナーを行います。大事なバスケットボールの試合と日にちが重なり、果たして人が集まるのかどうかやや不安。 カラマーゾフの兄弟、上巻を読み終え、中巻に入りました。旅はほぼ中間点なので、少しペースを上げないとこのままでは読み切れません。しかし19世紀のロシア人は、なんと 大仰な話し方をするのでしょう。しゃべり出すと長いし、途中でプーシキンやシラーの詩を諳んじたりするのです。ミュージカル仕立てとでもいいましょうか。登場人物はどんどん増えてくるし、ちょっと気を抜くとやぶ医者のヘルツェンシトゥーベの口癖のように「さっぱりわからん」となってしまいます。スメルジャコフはまだ謎の人です。
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