Akira Jimbo's Diary
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2007年09月06日(木) アンタリア

 今日は長い一日でした。お昼にチューリッヒ市内の楽器店とドラムショップに挨拶してから夕方空港に向かい、トルコ航空アンタリア行きのチェックインカウンターに行くと、ぐねぐねと長蛇の列。それなのにカウンターは一つしか開いていません。これは軽く1時間は覚悟しなければいけません。こういうときこそカラマーゾフです。カラマーゾフ的どろどろの人間模様に巻き込まれる事に比べれば、チェックインで1時間待つなどまったくなんでもないことだと思えるからです。たっぷり1時間かかってカウンターにたどり着きました。係員の女性は容赦なくオーバーウエイトに課金します。みんなごねるので、余計に列が進まなくなるのです。1キロ8スイスフラン。僕は素直に払いますといったら、かわいそうに思ったのか、6キロオーバーを4キロオーバーにまけてくれました。アンタリアはヨーロッパでは有名な観光地で、機内は観光客で満席。トルコ航空の機体、かなり痛んでます。お手洗いの水は離陸前から流れないし。左側のエンジンのすぐ横の席でやだなー。結構揺れました。翼に錆が浮いていて、ぽきっと折れるんじゃないかと心配しましたが無事着陸。万雷の拍手が起こるのはトルコ的といえるのでしょうか。明日、ヤマハのディーラーコンベンションで演奏します。ホテルのボールルームでセッティングを済ませてから部屋に入りました。なんと無料のワイヤレスランが飛んでいるではありませんか。素晴らしい。久々にゆっくり日記が書けます。でも夜中の2時を回りました。ちかれたびー。もう寝ます。
 一夜明け、窓を開けると、右手には峻険な山々、左手には青く輝く地中海が広がっているではありませんか。なんといってもここはヨーロッパ有数のリゾート地なのですから。朝食後、ホテルの庭を散策。巨大なプールがあります。気持ちよさそうだけれど、泳ぐと演奏に差し支えるし。なにせもう若くないですから。野良猫やたらと多し。客の残したお皿をテーブルの上まで登ってぺろぺろなめています。野放し状態。スーツケースが壊れました。東京を出てくる時からやばいなと思っていたのですが、取手部分がべきっと本体から剥離してぶらぶらしています。現地スタッフが直してくれるというのですが、直るのでしょうか。やや不安。
 見事に直りました。電動ドリルでガガガガと穴を開け、ネジで締めただけ。しかし強度も十分あり、なんとかこの1ヶ月の旅を乗り切れそうです。


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