曇天
 あの瞬間あの腕の中に飛び込んで居たら…。
 あの言葉を言った意味を説明して居たら…。
 そんな風に過去を仮定して現在を想定するのがどれだけ無意味な行為か判ってる。
 是以上考えたく無いから懸命に空を眺めてる。

 「今日は一人でも大丈夫。」
 是も無意味な意地。
 曇天見詰めながら僕は泣いてしまってる。

 無意味に泣いて瞼が腫れて、虚しくて更に泣く。
 僕は先々月に二人の事を諦めた筈なのにね。
 二人の事が、特に片方の事が僕は好きだったのだから。

 また置いて行かれた。
 また僕は気付け無かったんだ。
2001年09月09日(日)
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