人ととの関係

今回の実習で私が感じていた違和感の根本が見えたような気がします。

前回の病院では、ベテランの先生が「患者さんのニーズを汲み取りなさい。専門的な訓練をする前に、人間関係を作ることが大事。」ということを口うるさく言われていて、実際に私は人間関係を作ることに成功したし、その延長線上で訓練を行うことができました。

今回の病院では、どちらかというと技術や知識的な視点からしか先生の指摘が入らないので、人間関係に目を向ける前に先生に指摘される技術や知識面に目が行ってしまっていたのです。だから、どんなに系統立てた訓練を行っても、なんとなく時間は過ぎていくし、患者さんにも私にも特に満足感の無い訓練になってしまっていました。

残り日数が少なくなって、痛切に感じるのは、「たぶん、この患者さんたちの中に、俺って存在は何にも残らないんだろうなあ。」という寂寥感なのです。このままでは、「面白くない訓練をする不慣れな学生がやってきたなあ。」程度の印象しか残らないでしょう。

そこで、残った日にちを人間関係構築に使ってみることに決めました。系統立てた訓練は行わずに、訓練を行う以前の過程に重点を置くことに決めました。先生が何を言おうと知りません。知識や技術は大切なものですが、それだけを振りかざしても何の訓練にもなっていなかったこと、今になって痛切に感じるのです。

人と人との関係は、知識や技術では作られない。医療人を目指すものとして、再度、心にしっかりと留めておきたいと思います。

過去の今日
2003年12月15日(月)

日記 / issy