知らんけど

2003年08月14日(木) 悪魔の笑い

サイトのリニューアルもひと段落着きそうです。

今日は朝から雨でずっと家で、テレビを観たり、パソコンをいじったりと何ともまあぐうたらな生活でした。先日読んだエッセイ集に、「テレビは本当に良くない影響しか及ぼさない。」と書いてありましたが、本当にそう思います。テレビだけでなくて、画面を持つ物のほとんどが思考力を失わせる何かを持っているのではないかと感じました。パソコンも携帯電話も、このサイトを作る際に必要不可欠なツールなのですが、やはり使用時間が延びると頭がボーっとしてきますし、目が疲れて肩も凝るのです。

本に書いてあることを鵜呑みにするのはどうかと思いますが、昔から私自身もテレビによる弊害を問題にしていました。でも、自分自身が、テレビやパソコンへの依存から抜け出せない状況で、あまり大きな事を言えるわけでもなくここまで来ました。しかし、そろそろ生活の中から受身になりがちなテレビなどの使い方をしっかりとコントロールする必要があるなと感じています。

1)無目的にスイッチを入れない。
寂しさしのぎにテレビや携帯を使用することが多いので、よくありません。その寂しさを家族との会話や、友達との会話に当てることが大事だと考えます。何かしないといけないという焦りから、パソコンなどを使用して、あたかも目的を持っているようにわざと錯覚させる事があります。本当にやるべき事から逃げないようにしなければいけません。

2)リアルタイムのテレビはできるだけ観ないで、ビデオに録画してから観る。
テレビに関しては、観たい番組があるのは避けられないことです。テレビを無くしてしまう事も一つの案なのでしょうが、ビデオが観られません。そこで、そのビデオを上手く利用してやればいいのです。録画することによって、民放の場合はCMを飛ばすことができます。多分、放送時間の1/3ぐらいカットできるのではないでしょうか?リアルタイムで観ると、スイッチの切るタイミングを失い、気がついたら夜中だったということも多々あります。時間を大切にするのを含めてビデオで録画してから観ることにします。

3)本当に必要か?と問う。
以前、私はテレビをまったく観ない生活を2年くらい過ごした事があります。テレビを観ない生活を送り始めると、別にテレビがなくても楽しいことはたくさんあるし、情報不足になることもまったくありませんでした。無ければ無いで困ることはないのです。どんなときも、「本当にこの番組を見る必要があるのか?」「本当にパソコンじゃないと出来ないのか?」「携帯を見る必要があるのか?」という事を問いたいと思います。

昔、自分がテレビで寂しさを紛らしていたときですが、「テレビは悪魔だ。」と思っていた時期がありました。心の隙間を華やかな笑いや感動で埋めてくれるのと引き換えに、考える力と時間を奪っていったと感じていたからです。本当は、現実の笑いや感動が必要だったのでしょう。自分がテレビやパソコンや携帯に費やす時間が増えてきたら、もしかしたら、生活において何か満足できていないことがあるのではないか?という自省を進めて、そして行動によって足りないものを埋めていく努力が必要でしょう。

にやけた自分の顔がブラウン管に反射し写ったのを見て、悪魔の笑いに見えたのは私だけではないはずです。


 < 過去  INDEX  未来 >


T [MAIL]

My追加