知らんけど

2003年05月25日(日) 耐えれるか?

たいしたことはありませんが、ホームページのリニューアルを行いました。気分転換です。日記はよっぽどの事が無い限りやめる事はないと思いますが、その他については突然無くなる可能性もあります。さて、今回が2度目の携帯の写真を使ったギャラリーがどれほど続くかお楽しみに。

先週の後半は精神的にかなり参っていました。牛の反芻のように悩みはグチャグチャと何度も味を噛み締めるような習慣によって引き起こされるようです。さっさと飲みこめば苦い味など味わうことなく過ごせるのに。しかしなんとか、友人との楽しい時間を過ごしたり、本を読んだり、バイトで汗を流して過ごすうちに気分は晴れてきました。

現在、セリグマンという人の書いた心理学の本を読んでいますが、その本の中で「楽観的思考」の持ち主と、「悲観的思考」の持ち主とでは、うつ状態あるいはうつ病になる割合が異なるとありました。もちろん、悲観的思考の持ち主がうつ状態あるいはうつ病になる確率が高いそうです。

悲観的思考の持ち主は、良い事が起きたときにその出来事を個人的ではなく一般的な視点で見る傾向、そしてそれが一時的なものであると考える傾向があるそうです。(今回はたまたま運が良かっただけさ的な思考)しかも、悪い事が起きたときには、まったく正反対に、その出来事を個人的に、しかも永続性のあるものとして見てしまうのだそうです。(いつもこんな悪い事が起きるのは私の能力がダメだからだからだ的思考)

自分自身でこのように追いこんでいって、自分の力ではどうにもならないと思いこむような環境を心の中に生み出してしまうことで、うつ状態は引き起こされ挙句の果てには重度のうつ病になってしまうのだ。とセリグマンは言っています。

人間は考える葦とは言われるけれど、それゆえに自らを苦しめる存在でもあるようです。しかし、腐った葦が土に返り、その他の葦の肥料になるように、決して考えて苦しむ事は無駄な事ではないとは思います。

苦しさに耐えられればの話しですけれど。


 < 過去  INDEX  未来 >


T [MAIL]

My追加