知らんけど

2003年02月28日(金) 勢い

試験が終わりました。開放感です。開放感に任せてギターを買いました。前からやろうと思っていてなかなか行動に移さなかったので、試験終了のハイテンションな気分を利用して買いました。そんな良いモノではありません。13,000円程度の安ギターです。教則本も買ってきて、とりあえず弦を押さえる基本動作からやっています。今日はコードのCを押さえる練習をしました。初心者ですからきれいな音になりませんが、やはりギターの音はいい。これから地道に練習します。

先日、試験中にも関わらず、中谷彰宏の「大人のスピード勉強法」(ダイヤモンド出版)という本が、「淡々としていなくもない日常」という私の好きなサイトに紹介されていたので興味深々で読みました。その中に「本屋さんで選んで本を買ってきたら、必ずその日に読むのが大切です。」と書かれていたので、実際にその本を買ってから帰りの電車の中で読み始め、そして読み終わりました。所要時間30分でした。その程度で読めてしまう量の本ですが、副題に「時間がない人の66の具体例」とあるように具体的な内容で参考になりました。

この「大人のスピード勉強法」は、「大人のスピード〜」というようにシリーズになっていて他にも色々ありましたが、基本的に「スピードを上げる=やる気を生む」という中谷さんのアイディアがあるようです。この点については、前の日記にも書いたように私自身も同じ感覚を抱いていました。スピードを上げて早く終わらせるのが目的ではないのですが、そうすることによって実際に気持ちが変わってくるのですから不思議です。また、今日読み終わったイメージトレーニングの本にはこんなことが書いてありました。

自我には二つの自我がある。自我1は普段表面に出している自我。自我2は普段出てこない心の奥にある自我。自我1は社会や他の人の目を意識した自我で、自我2の本当の気持ちを抑制したり出したりというコントロールをしている。例えば、「あの子が好きだ。」と自我2が思っていても、自我1は「でも、彼女には彼氏がいるぞ。それに、あんなきれいな女の子が自分に振り向いてくれるはずがない。」と考え、自我2の好きだという気持ちを押さえこみます。しかし、自我2が思うようにそのまま好きな気持ちを素直に出していれば、どんなことになっていたかわかりません。「〜したい。」と思ってはいるけど、その裏には「でも...」という気持ちが働いている。これでは願望は達成されないでしょう。

このことが中谷さんのスピードとどう関係があるかというと、スピードを上げることで自我1が出てくる余裕を与えないということが言えると思うのです。スピードを上げることで自我2をバシバシと出していけると思うのです。自我2が主導権を握り、その後から自我1が「自我2君、ちょっと待ってよ!早く行くのはいいけど、足元には気をつけてね。」ぐらいの役割を果たせば、すごくバランス良いのではないでしょうか。

ずっとギターを買い渋っていました。なぜなら、「でも、弾けるようにはならないだろうから...」とか「でも、お金がもったいないし...」とか考えていたからです。しかし、試験が終わった勢いで買いました。勢いって何?それはスピードです。ん〜、中谷さんええこといいますなあ。勢いで物事をすることで失敗もあるでしょう。しかし、失敗からは何かを学べますが、しなかったことからは何も学べないことの方が多いでしょう。たかがギターですが、私はこの勢いの中から何かを学ぶつもりでいます。失敗しても。


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