さんかくのしそう

2002年07月19日(金) 後ろ向き思考法

思考の方向性を考えて見ると、なぜか「前」「後」しかないのです。前向きな思考、後ろ向きな思考などです。方向と言えるかどうかわかりませんが、他には「プラス」「マイナス」がありますが、使い方としては同じでしょう。わたしは、この前後の方向以外に思考の方向性はないだろうかと探っています。なぜなら、前後の二つで、人間の思考レベルを説明しようとしてもそれは無理だからです。非常に危険でもあります。というのは前というのがどれほど前なのか全く持って不明確だからです。前を向け!それ進め!という考え方は、決して無駄な努力ではありませんが、人は必ずつまずくもの。その時に少しでも立ち止まれば、少しでも後ろを振り返れば、もう後ろ向き思考となってしますからです。そう、最先端を行っていなければ前向き思考とは言えないのです。これほど、人にプレッシャーを与える思考があるでしょうか?

わたしは、後ろ向き思考を推奨します。最後端に意識を置くことで、その地点から見渡す景色は、全てが前向きになります。「私は最低のバカだ。」と思ってください。あなたが見る先は、前しかないのです。ただし、決して前に1歩も踏み出さないことが肝心です。常にバカでいることが大事なのです。決して前には進まないで下さい。そこで、肝心なのはあなたの居る最後端の位置を高くすることなのです。「わたしはバカだから、調べる。」「わたしはバカだから、努力する。」決して、自己を卑下しろと言っているわけではありません。「わからない。」ことを認める事で、わたしたちはスポンジの様に物事を吸収することができます。変に格好をつける必要もないし、ウソをつく必要もない。ありのままの自分で居ることができるのです。この人間の謙虚さを重要視する思考法、とても有効です。前向きに!なんて言っている人をみたら、「この受け売り野郎。」と罵っても良いかもしれません。嫌いなものは嫌いといえるのも、この思考法の良い所です。


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