核心を学べ! - 2001年07月05日(木) 試験はまだ続く。 今日は古典と世界史。 懐かしい『方丈記』の出だしが範囲に含まれていて、相も変わらず高校生と いうのは同じことを習うのねぇ、と思う。 この方丈記の出だしでは「かつ消え、かつ結びて」の現代語訳や対句表現が 問題になったりするはずなので、テクニカルな部分をひととおり説明する。 でも、本当に学ぶべきことはそこだけじゃないと思うのよねぇ。 私が先生だったとしたら、高校生に考えて欲しいのは、世の無常を感じるに つけそれをマイナスに捉えてしまう鴨長明の生きる姿勢についてどう思うの かなのよ。 これは、その後の人生を進んでいくにあたって、多分すごく大事なはず! 対比すればもっとわかりやすいんだけど、鴨長明は無常である世の中を儚く 心許ないものだとやるせなく感じていて、一方、吉田兼好は世の中は無常で あるからこそ楽しいんだ、とポジティブに捉えている。 別にどっちがいい/悪いという答えはないんだけど、敢えて言えば自分は どっちサイドの人間なのかを客観的に整理できていると、迷った時や悩ん だ時にすごく答えを見つけやすくなると思う。 先生、ちゃんとそいうところ教えてくれないとさ(教えてたらごめん)。 世界史は、ローマ文化史のところで超超超くだらない連想記憶をつくっては ムー太郎と受けまくり。 「チリ紙を買うとストラップがついてくる(地理誌の著者はストラボン)」等。 わたしたちって、逝ってよし? まぁでも、歴史学者になるわけじゃあるまいし、一瞬で忘れるつもりなら こんな覚え方もいいだろう。ムーの場合、追試さえ免れればいいのだ。 さて、そんな調子で必死に勉強していたら、いきなりムーが私のアゴにサン グラスをぶら下げて♪ハンパな夢のひとかけらが〜、とうたい始めた。 コラ、せめてドーチンにしてくれ・・・じゃなくて、しっかり勉強しなさい。 ムーの試験だっつーの! -
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