次 - 2001年07月02日(月) みんなが持って来てくれた全国各地の名産品で食卓の上がプチ物産展になって いる。それを見るだにつけ、楽しみにしていたイベントが終わってしまったことが 強く印象づけられてせつない。椅子に座ってひとつひとつ手にとっては週末の楽し かった色々な場面を思い出してため息。 机上を片付けることと現実にひきもどされることがリンクしているように思えて、 今はまだ片付けないままにしておきたくて。 昨日は飛行場で少しふっきれたつもりだったけど、そうでもなかったみたい。 さてしかし、今日はジュンコの昇格・昇給発表の日で、お昼に来たメールによる と無事に3級社員になれたというから、気を取り直してお祝いディナーの用意を しなくては。もし昇格できたらシャンパンを開けるといって前々から楽しみにして いたから、ついに楽しかった週末の断片たちを机から移動して広いスペースを 空け、お祝いにふさわしい食卓にしよう。 仕事で評価されることはジュンコにとって何より大切なことらしく、彼はずっと 前から緊張しながら今日を待っていた。その気持ちを汲んで、感傷的な気分も ぶっとばして、一緒にお祝いしよう。 飲めないお酒にもひと口だけ付き合って、握手をして、今までの努力とそれが 認められた幸運を喜びあおう。 思い切ってそうすれば、この虚脱感からもきっと抜け出せる。 楽しいことが去ったあとの寂しさを埋める唯一無二のもの、次の楽しいことが 早目に訪れてくれてよかった。 ジュンコに、ありがとうとおめでとうを。 -
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