矛盾全肯定 - 2001年05月19日(土) 夕方、英会話&仕事帰りのジュンコと吉祥寺のPARCOで待ち合わせ。 ポール・スミスでパンツを買いたいというので行ってみたけど、何だか色が 余り気に入らなくて買わず終い。 しかし、今日の彼はいつもと違って簡単にあきらめたりしない。 彼の中で「英会話用」私服の必要性が叫ばれているらしく、もっと服を見たい という。 さて、しかし。 そりゃ洋服を見るのは楽しいし好きだけど、一体どのお店に行けばいいのかしら? 社会人になってからというものいつ会ってもスーツを着ており、服装において 公私の区別はシャツの色くらいという彼なので、私服と言われてもどういう 方向のものなのかが想像できない。 学生の頃はアニエス狂で、一緒に歩くのに恥ずかしいほど(例:チョーカー 3連巻き 等)だったけど、それに戻るとは思えないし。 このままでは無駄に吉祥寺の街を漂流してしまいそうなので、しばしジュンコ と相談。すると、普通のチノパンと、彼にとって唯一の「ネクタイをしなく てもいいシャツ」という位置づけらしいボタンダウン・シャツが欲しいだけ であるということが判明。 既に20:00過ぎてたこともあり、22:00までやってるユニクロを訪 れ(最近ここばっかだ)、まずはチノパン選び。 ジュンコに試着室に入りっぱなしになってもらってタイトフィット、普通の、 ノータック、2タックの各色・各サイズを丹念に試着。 私の仕事は2、3着ずつ良さそうなものを見繕っては運び、不要になったもの を運び出すこと。 根気強く試した結果、ジュンコ先生は痩せているけど足は太くてO脚なので ぴったりしたものは厳しいという結論に達し、普通のシルエットで2タック のものを色違いで2本買うことに決めた。 次はシャツ。 彼が半袖シャツというものを着て外出してるのを見かけることは、ツチノコを 見つけるより難しいんじゃないか?と思われるほどにいつも長袖を着ている ジュンコだけに、近頃の夏の気配はお構いナシに長袖コーナーへ。 予告どおりボタンダウンのシャツを白・青2枚お買い上げ。 ついでに目に留まった半袖のチェックシャツも買ってみようかものすごく悩ん でるふうだったので、強く勧めてみたら買う気になったみたいでよかった。 だって、夏は何と言っても暑いから、一緒に過ごす者としても半袖など、わ かりやすい涼しさいっぱいの格好をしてくれた方が印象として涼やかだし、 かつ熱中症の心配もしなくていいからね。 ついにジュンコも普通の人になってきて嬉しい。 彼の主義とは矛盾しているかも知れないけど、滅多に着ないスーツ以外の服 なんだから、思い切り軽装でよし!と思う。 欲しかったものを手に入れ、御満悦で鳥良へ。 吉祥寺といえば割といつも鳥良なのは、帰り際に毎回1ドリンクサービス チケットをくれるから。貧乏性夫婦。 今日はこの後、まっつん&タツくんが歌ってるのを立川まで見に行くつもり なので、サイちゃんの仕事終わりを待つのも兼ねてゆっくり過ごす。 手羽があいかわらずおいしい。手羽についてくる切っただけのキャベツも好き。 22:00頃サイちゃんがわざわざ途中下車してやってきてくれる。 今日もコインケ塾は大変だったみたい。 ごどうふや手羽を頼み、ひとしきり歓談。サイちゃん、コインケ塾長、ジュ ンコ、私で事業を立ちあげよう!などと、見果てぬ夢について話し、盛り上 がる。 あんまり遅くなると立川から帰れなくなってしまうので、そこそこで切り上 げて出発。ジュンコだけが三鷹駅で降りて、わたしたちふたりはそのまま乗っ て行く。 立川に着くと、今日は他にもいろいろ見に来てる人(ダイちゃん、ハラちゃん、 イヨちゃん等)がいて、なかなか楽しい。 まっつんやタツくんを含め、みんなには久しぶりに会ったから、少しずつ変化 しているのもまた面白いし。 前にまっつんを見に来た時は真冬で、余りの寒さに耐えられずおでんを食べた のが嘘みたいに、今日は温かくてほのぼのムード。 屋外での演奏は、やっぱりこういうマイルドな気候の時がいいね。 二人とも、ギター購入以来その難しさに驚いているサイちゃんにしてみれば 「神業」に見えるくらいに上手。私は素人だけど、とりあえずほぼ間違えず 弾けるだけでも「すばらっすぃ〜」ということはわかる。 12:30の終電ギリギリまで聴いて、すっかり満喫。 <神業師たち> <いいな、Gibson> 弾けるようになるまで険しい道なのはサイちゃんの話からもよーくわかるけど、 やっぱりギター欲しいな。 もう小沢くんと同じギブソンかPEPEなんて贅沢は言わず、ショボいのでも いいからとにかく手に入れて練習したーい! そしてベレー帽を被ってパーフリごっこをするの。 チーチキチーチキチーチー♪ダーバダダバダダッ!! あー、ほんとにできたら、失神しちゃうかも! 帰路、ギターのことで頭がいっぱいだったのに、気付くと古本屋AGAIN で『ガラスの仮面』全41巻を購入。 ジュンコがぐっすり眠る横で早速『ガラス〜』をむさぼり読みながら、「幸せ」 って所詮は主観的なものでしか有り得ないんだから、いいんだ、これでいいん だ、と繰り返し思う。 そう、矛盾だらけの人生に疑問を持つの、もうやめにするつもり。 -
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