シナモンパンもレモンパンもナシ...mo_speedy

 

 

文化/東松山/川越 - 2001年04月21日(土)

雨降る中(遅れてごめん/残念無念/済まない気持ちは猿にもあるとか言う
けれど)、かなちん&サイちゃんと文化詣でへ。

近代的に整備された文化は、ふたりが通っていた頃とは様変わりしている
らしく、感嘆することしきり。
ちょうどオープンキャンパスの日で、ファッションショーをやるというので
見ることにする。

ショーは、洋服の作成はもちろん、構成も演出も照明もモデルもみんな学生
さんがやっているようで、ここに至るまでの大変な作業量とそこから生まれ
る団結とが熱気を伴って伝わってきて、下手すれば泣きそうだった。
この人たちにとりあえず何でもいいから職に就いて、ただ何となく働くと
いう発想はないんだろうな、と思うと自分がすごくバカでいくじなしに思
えたのと、ただ「ショーの成功」という個人の利益とはかけ離れたものに
向かって多くの力が盲目的に集約されている感じに圧倒されたのとで。

自分がどんな仕事をしたいのかずっと掴めないでいたけど、つまりは持って
いるイメージを具現化するようなことがやりたいんだな、と気付いた。媒体
は何でもいいんだけど。
でも、そうわかっても今のところどうすることもできない。ほんとはできる
んだろうけど、根性や変化に対する好奇心が欠落しててできない。
そこが私の本当にだめなとこだなぁ、と思う。

終了後、購買に行ってみる。
洋服の材料やパーツや画材、素人目には使途不明のクラフト材料、お化粧品
などが大充実してて、さすが文化の購買!という感じ。
サイちゃんが買ってたパンダカードかわいかった。

この後合流するうえちん(実は初対面)との待ち合わせ時間まで少しあった
ので、自販機でジュースを買って食堂で休憩。洋なしジュース、さわやかで
異常においしい。もっと世の中に広く流通すればいいのに!

文化の新しい校舎はまるで迷路。
16:30の待ち合わせに向けて出口を探してさまようも、全然わからない。
諦めて来た道を戻り、待ち合わせ場所の新宿西口さくらやへ。

でも、これがさくらや違いですれ違ってしまい(駅近くにできたの、サイ
ちゃんも私も全然知らなかった)、小田急シャネル前に変更。やっとの
ことでうえちんと会える。

最終的には18:00過ぎ頃、東松山にあと数名集合してほき鳥を食べに
行くんだけど、かなちんはこの後のほき鳥には参加できないので集合を遅
らせてもらうことにし、4人でお茶。ってゆーかジュース。
どこも(頼みのロッテリアエクスプレスさえ)混んでて、やっと見つけた
のがルミネ地下の生ジュース屋さんだったから。
極めて健康的なムードの中、今日がいかに寒いかとか何とか、他愛もなく
平和で、ずっと前から友達であるかのような話をする。

17:30過ぎにかなちんと別れて池袋経由、東上線で東松山へ。
予想はしてたけど、遠かった。
駅前には巨大な鳥居。不思議。

19:00頃、やっと到着。
寒いので駅前のファミリーマートで待っていると、めっちが車で登場。
ちょっと遅れて仕事終わりのやっぴも登場。
これで本日の参加メンバーは全員集まったので、いざ(ほき鳥)岡村屋へ。

お店の名前以外にはあまり情報がないので、本屋で場所を確認し、タクシー
の運転手さんに聞き、地元のおじさんに聞き、と色々しながらどうにか到着。

赤提灯があり、こぢんまりとした模範的ほき鳥店といった佇まいの岡村屋。
恐る恐る入ってみると、誰もいない。
更に、みんなで何度も「今晩は、今晩は」と言っても誰も出てきてくれない。
自宅になっているっぽい奥の方に人の気配はあるので粘り強くがんばった
結果、女将さんが出てきてくれたけど、今日はもうほき鳥が7本しか残って
いないとのこと。5人に7本はどう好意的に考えても少なすぎると思われた
ので、泣く泣く諦め、訪問記念に看板と赤提灯の記念写真を撮って、次なる
ほき鳥屋を目指してさまようことに相成った。

とはいえ、みんなこの辺はquite strangerなので、思い付く
知り合いに電話をして聞き込みをし、やっぴが「とくのや」がおいしいと
いう情報を得てくれる。

道もわからない状態ながら何とかたどりつくと、そこには見たこともない
世界が広がっていた!

この界隈では割と有名なほき鳥屋さんらしく、地元の方々でいっぱいっぽ
かったから「入れないかな?」と思ったのも束の間、みなさんが詰めて
場所を作ってくださった。

まだ注文しないうちからホキ鳥がお皿に載せられたり(これがお通し?)、
異常に話し掛けられたり、更にはサイちゃんがおじさまに求婚されたりと、
もう本当にすごかった!
見知らぬ人とあんなに会話したのも久しぶりなら、「若い女の子」扱いされ
たのも久しぶり。
カウンターだったから、みんなでゆっくり話したりできないいけれど、これ
はこれでおもしろい。

しかも、ほき鳥のおいしいこと!
特にレバーのおいしさにはKOされる寸前。あやうし。
でも、うっかり「レバー10本!」とか言っちゃう前に在庫が切れたので、
RSC勝ちをおさめることができた(うまいこと言った)!

カラオケスナックに連れていってあげるという地元のおじちゃまの誘いを
ふりきり、すっかり満足したわたしたちはお店を後に。
どっかお茶できるところかカラオケ屋さんをさがしてさまようも、そんな
ものはどこにもない。

相談のうえ、終電も遅いだろうし、ということでめっちの車で川越まで出る
ことになる。ありがとう、めっち。

川越にはなぜか暴走族らしき人々が集結していて、その間を縫ってカラオケ
屋さんへ。終電まで約1時間あることを確認して部屋へ。
話したり歌ったり写真撮ったり、サイちゃんが今日手に入れたギターをやっぴ
がひいてみたり、短いけどすごく楽しい時間。

楽しくてゆっくりしてしまい、結局、川越発池袋行の終電にギリギリ。
電車組のサイちゃんと私以外の3人も走って駅まで見送りにきてくれた。
ほんとにありがとう。

こういう楽しい時間の連続で人生が構成されれば、世の中からネガティブ
な感情なんてなくなるんだろうな、ってくらい一日中楽しかった。


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