昼夜二回公演 - 2001年03月25日(日) <マチネー/HOOP狂> 昨夜、朝まで定例チャットに参加していたのでめちゃくちゃ眠いけど、午前 11時頃には起きる。 休みの日なのに珍しく午前中に起きた理由は。 ふだんは公式戦以外は見に来ないようにムー太郎からきつく言われているので 遠慮しているけど、今日はちょっとした父兄会もあるというし、滅多に東京に いない父が試合を見たいというので、それに便乗させてもらう密約を交わして いたから。 正午過ぎ頃車で迎えに来てもらい、両親と一路世田谷へ。 着いたら、ちょうど1クォーター目が半分くらい終わったところだった。 予告してなかったので、ムーは心底驚いたような顔をしていた。 高校バスケは今まで20分ハーフの前後半制だったんだけど、来年度から 10分クォーター制に変わるみたいで、もうそれに則って試合をしている 模様。 しかもシュートクロックは30秒から24秒に、フロントコートまでボールを 持って行くのも10秒から8秒になってて、試合の展開が早いように感じる。 ディフェンスのいいチームと当たったらバイオレーション増えそうだな。 選手も慣れてないからか、今日も頻発してたし。 試合は明らかにムーの高校の方が強くて、安心して見ていられる感じ。 ムーも、途中結構試合に出ていてガシガシ点をとっていた。 半年前くらいまでは自分でシュートまで持っていくことは滅多になかったん だけど(トリッキーなパスが上手なので先輩からジェイソンと言われてて、 ジェイソン・ウィリアムズが大好きな私たちは大喜びしていたもんだった)、 今はポジションでいえば3か4番(=フォワード)らしいので、自らもどん どん点をとりに行く。 しかも、前までスコアラー(インサイドに攻め入って点をとる)という感じ しかなかったのに、シューターとしてもいけるんじゃない?ってくらい外から も打てるようになっていて驚いた。 お世辞じゃなくて、フォームもめちゃくちゃ安定してきてるし、シュートが 格段に上手くなっている。スリーポイントも美しく決まっていたし。 今日はトリプルダブルとはいかないまでも、ダブルダブルくらいはいってた はず(得点、アシスト、リバウンド、シュートブロックのいずれかふたつで 二桁を記録するとダブルダブル、みっつで二桁を記録するとトリプルダブル。 バランスのとれた選手でないと、実現は難しい)。 いい選手になってきたことが、ほんとに嬉しい。 1試合終ったところで、父兄は体育教官室に入れてもらって「しみじみ緑茶」 を頂きながら顧問の先生とお話。 今後の試合スケジュールの流れやふだんの様子などについてお話しがある。 その後、何ともう1試合。16:00頃から行われるササメグ宅(お台場) でのお引っ越し祝い兼プチ同窓会〜持ち寄りヨネスケ〜に参加予定なので 見ずに出発しようかと思ったんだけど、どうしてももう一試合あるなら 見たいと思ったので、遅れる旨電話を入れて最後まで見る。 ササメグたちに会うのも9年ぶりくらいで、かなり重要な用件とはいえ。 ムーは今度2年だからまだしばらく見れるけど、新3年生はもうそんなに 見る機会もないと思うと・・・。 3年のレギュラー陣のプレイ(キャプテンミハラ君の華奢な体に似合わない 強いポストプレイ、サトウくん・カドヤくんのツーガードコンビのすごい早さ、 カワベくんの打点が高くて独特のフォームのスリー、モッチの男前全開の カットインなど)はほんと見所満載なのに、もうすぐ見られなくなるなんて! 寂しすぎます。 2試合目はチーム全員が入れ代わり立ち代りの総力戦。 レギュラーとベンチプレイヤーでは早さ、シュート力、その他諸々の力が やはり少しずつ違っていることがよくわかる試合。 4時間くらいバスケを見てすごく満足。 でも、バスに乗って渋谷に向かうのが17:00過ぎてしまったのでササメグ 宅へは、持って行く飲物を買ってると19:00過ぎの到着になっちゃいそう。 みんなの出足も遅いらしいから、始まる前に着けばいいんだけど! <ソワレ/フレンズ・アゲイン> バスに乗って『都市バス』って曲を久しぶりに思い出し♪都市バスの中 世田谷 の中♪とこころの中でうたいながらも次第にうとうとしているとあっという間 に渋谷到着。 みんなが飲むものを買っていかないと、と思いフードショーへ。 ワイン売場で「かくかくしかじかな集まり」と説明してアドバイザーの人に 選んでいただいたワインとお酒がダメな人用のオレンジュース&ペリエ(レ モン風味)を購入。全部で5キロを超すだろう重さになってしまい、ちょっと 向こう見ずな自分を反省。 どのルートがいいかよくわからなかったので、一番ラクそうな銀座線で新橋 に出るルートをつかう。 ゆりかもめの中では、乗り合わせた子供が信じられないくらいはしゃいでいる。 観覧車や東京タワーが右に左に見えることが不思議でならないらしい。 「そうそう、なんかヘンな感じだよねぇ」なんて思ってはいても話し掛ける わけもなく、淡々とやり過ごす。 モノレールに乗せたくらいでこのあけすけな喜びよう、親としては本望で あるに違いない。 目指す駅に着いたがどうすればいいかわからない。 地図を散々眺めておいたのに、ムダだったみたい。 何度も電話で進むべき方向をを確認しながらのろのろと歩く。 目的の建物を捜しながらである上に、さっき渋谷で仕入れた飲物たちの重さに よってふだんの0.4倍くらいの速さでしか歩けない。 何年も会っていない人に会うという緊張感のせいもあったかもしれない。 電話誘導のおかげでついに到着した目的の建物は、まだ真新しくてきれいな、 まさに新婚生活にうってつけに思える集合住宅。 エレベーターに乗っても廊下を歩いても、常に新しい建物の匂いがする。 目指すドアの前に立つとひどく緊張して、十字をきりそうになったけど、信者でも ないのに安易にすがるのは失礼だと思い直してやめる。 小さく深呼吸して呼び鈴を押すと、ついにドアは開かれた! 目に飛び込んでくるのは、懐かしい人、そしてはじめて見るその懐かしい人と 一緒に過ごしているらしい人。 みんな思ったより全然変わってなくって、さっきまで凝固して動かなかった気持ち が急に溶解したような感じで、一気に言葉があふれて止まらなくなる。 この新しく美しい家で新婚生活を始める、パスタとブルスケッタとサラダを 用意してくれた主催のササメグ+その(もうすぐ)だんなさま。 ひよこ豆とカレーとピタパンを用意して来てて、あまりに「らしい!」と 思った旧ナリキヨとそのだんなさま。 さすがとしかいいようがないケーキを用意してくれた、お菓子職人修行中で、 もうすぐまた渡仏するPOLLY(何と、ポリアンナが語源)。 バナナケーキを焼いてきてたヒサコちゃんは、今日のメンバーの中で唯一 普通にOLをしていて、私とやや近い世界に住んでいる。 みんな異なる時間を何年も過ごしてきたのに、この「すぐにわかる」感覚は 何だろう? あまり格好良くなくて、色々傷を負って、それなりに一生懸命だった思春期の 6年間を一緒に過ごしたということは、とても大きなことなのかもしれない、と 思う。 ちょうど高校生の頃聴いていたリトクリの1STアルバムの1曲目に出てくる "I got no more things to hide"というフレーズが思い出されて仕方ない くらい、何でも洗いざらい話してしまいたくなる感じがある。 みんなは11:40くらいの終電に間に合うように帰ったんだけど、余りに懐か しかったので私はもう少しとどまってササメグと話す。 なんてことはない話を少ししただけなんだけど、とても満足。 0:00過ぎにおいとまし、タクシーで東京駅に出て、中央線0:35の三鷹 行きで帰る。 なんか、よかったな。 全然違う世界に足を踏み入れたような違和感がなくてよかったな、としきりに 思いながら。 -
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