零れる - 2001年03月09日(金) 24:00過ぎてすぐ! まさに、時計の針が24時をまわった頃、サイちゃんがメールをくれた。 ♪だってそれは〜♪わたしのお誕生日だから。 ちょうどよい重さと軽さの、かなりぐっとくる内容で。 しかも、ふたりの出入りサイトにもお誕生日アナウンスをしてくれてみんな からもお祝いの言葉をいただいた。 とても嬉しくてじんときて、なんていうか、自分の中に今も少し残っている 美しい気持ちが零れてきそうだった。 会社でも財務のクワタ課長やタカセちゃん、同じ部署のギオンねえさまなどが 声をかけてくださり。 家族からお祝いメールやFAXが来たり。 奥ちゃんや礼ちゃん忙しい中メールをくれたり。 私をめぐる世界が総力を尽くしてお祝いしてくれてる感じで。 こんな手厚い祝われ方は27年ぶり、つまり生まれて以来なんじゃないかな。 ちょっと気を緩めたら、涙さえ零れそうなくらい感激。こんな感じはほんとに 久しぶりだな、と思う。 しかもジュンコ先生まで! いつもほんとにまずいんじゃないかと思うくらい淡々と、それぞれが好きに 暮らしているわたしたちだけど、今日はなんだか丁重に扱ってくれた。 まずは朝起きたら、テーブルの上に今夜の流れを解説する手書きメモが 残されていたのに驚く。さすがシミュレーションの鬼! そのメモによると21:00大手町待ち合わせということで、ほんとに 21:00に強制終了できるのか?と正直言って期待してなかった(今は タクシー帰宅するほど忙しい時期だし)けど、ほんとにきてくれたし。 大手町スクエアのトラットリアで気軽な食事とは言え、とてもうれしい。 次から次においしいものを食べる。しかも、向き合って。 休日も好きな時に好きなものをおのおの食す協調性ゼロのふたりだから、 同じものを同じ時間に、向き合って食べていること自体が大変スペシァル な印象。あら、夫婦らしー、と思う。やっぱり大事ね、こういうの。 しかも。 いつも時間をとられるのがイヤでお昼ご飯さえ食べないジュンコなのに、 中抜けしてプレゼントまで用意してあった! 去年は省略したけど、今年は何かくれると言うので「プレゼントはギターが いい!」と予約済みで、下見に行く手筈になっていたから、まさか今日用意 されているなんて思いもよらなくて。 クールウォーターのマンとウーマンを両方買ってあって、ウーマンの方を くれた。香水好きのジュンコらしい選択。 ジュンコは全般的にクールで俺様節全開の人だけど、こうして適宜繰り 出される目眩寸前の優しさに私はついやられてしまうんだな、という気が する。 ワインを飲んですっかり酔っ払ったらしく、家に着くなり倒れ込むように 寝てしまったけれど、そんな姿でさえも今日はにこにこ眺めている。 思い返すだけで自然と笑みが零れてくる。 時折取り出して眺める宝物になりそうな、すてきなお誕生日だった。 -
|
|