目覚めの風景 - 2001年02月06日(火) 最近起きるとジュンコ先生(=だんなさま)がたまごに なっている。 我が家では朝、私のほうがずいぶん遅く起きる。 つまり、起きると横に寝ていたはずのだんなさまは とっくにいなくなっている。 しかし、最近は起きるとそのだんなさまが寝ていたはずの 場所に私が起きる時間にセットし直された目覚まし時計が 2、3個置いてある。 そのうちのひとつがたまごの形で、セットしてあるときは殻が割れてるっぽい 感じになっていて、もとのたまご型に戻すとアラームが鳴り止む仕組み。 毎朝それを見るたび、誰もいないのに 「変わり果てた姿になって・・・」と一人芝居をしてしまう。 何もないはずのところにたまごが落ちている光景は、何度見てもクスクス笑える。 寝起きと言えば、今日主任が隣人が凱旋カー並みのボリュームで流していたナガブチ (しかも『ろくなもんじゃねぇ』)で6:30に起こされたといってボヤいていた。 「朝からぴーぴーぴーぴーぴーぴー、とか言いやがってよぅ!!」とたいそう おかんむり。気持ちわかるわぁ。 私の実家はとても田舎なので、毎朝超早く(6:00とか)に「公民館放送」という悪魔の 放送があって、そこかしこに設置されたスピーカーからものすごい音量でまず演歌 (♪しらかば〜あおぞーら、と♪あ〜な〜たぁ な〜ぜな〜ぜ 私を捨てぇた〜 が二大定番ソング)が流れ、1曲終るとピンポンパンポーンの音に続き「本日の みかん部集会」の開催時間や農薬配布に関する事務連絡などが行われる。 うちは一般のサラリーマン家庭だし、寝呆スケの私はまじでこの公民館放送に恨み さえ抱いていた。こんなものに負けるもんか!と意地でも眠り続けていた。 今、ちょっとくらい大きい音がしても絶対に目が覚めたりしないのは、絶対公民館 放送と長年戦って少しずつ抵抗力が身についてしまったせいだと思う。 だから、いつの日かたまごを置いてくれなくなったら、毎日寝坊して会社に行けなく なってしまうんじゃないかと不安で仕方ない。 ジュンコ先生よ、これからも毎日たまごになり続けておくれ!!と願うだめな 奥さんである。 -
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