さいごとさいしょと - 2001年02月05日(月) 昨日のトビラファイナルの余韻が濃すぎて、全く働かない決意を胸に会社へ。 しかし、休みの間に来たFAXを持ってきてくれた人の「冗談きついよな」という一言と ともに渡された一枚の紙を見ると、浮ついた気持ちも吹っ飛んでしまった。 町田店の、普通でいう副店長のポジションにいた人が、急に亡くなっていたから。 まぁ、ふつうの副店長クラスの人ならば「大物の訃報だな〜」くらいでそんなに感慨 もないかも知れないけど、彼は庶務課長も兼ねていたのでしょっちゅう相談したり 打ち合わせしたりで頼りにしていた存在だったので、ほんとに「身近な人が急死」 という感じが胸に迫ってきて、すごくガツーンときてしまって。 慶弔担当になってもう3年になろうとしていて、もう大抵の弔事にも冷静に向き合える ようになっていたはずだったけど、動揺してしまってなかなか事務的なことが行えない。 お香典をとりまとめたり、関係各社に連絡する訃報をつくったり、社長の出張キャンセル 手続きをしたり、やるべきことはもう山のようにあるのに遅々として進まない。 彼は、数多いお店の庶務課長の中でもとりわけ話のわかるお方で、「私の口からは言え ませんけどね・・・」とか、そういういわゆる事務方だけのここだけの話をできる貴重な 存在だった。先週も本社にきていらしたし、顧問に至っては金曜に会ったばかりだった と言う。なんでこんなことに!という思いが一日中拭えなかった。 やりきれなさと虚無感にまみれて家に帰って来てぼんやり過ごし、夜中にのろのろと メールをチェックしてみると、小5の時からの親友に無事赤ちゃん(男の子)が生まれた というメールが入っていて、ものすごく救われた。 だんなさまに生まれたらメール送るよう頼んでおいてくれたらしい。嬉しい。 ほんとにおめでとう。 なんでもない週の始まりになるはずだったけど、人生の終りと始まりとがいっぺんに 訪れた。 生きていくって、こういうことなのか。生々しくて痛くて、でも同時にすばらしい。 すごく、そう思った。 -
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