書店・地震・世帯主 - 2001年01月17日(水) 会社帰り、偶発的にじっくり本屋さんを回ってみる。 ほんとはいしかわじゅん氏が推薦していた『ぶっせん』というマンガをサクッと 買って、即帰りのつもりだったけど、こともあろうに1巻が切れていたので何と なく気がそがれて、マンガ購入をやめてしまった。 他にめぼしいマンガも見当たらず「何か他に読むもの〜」という感じで書店放浪。 児童書、学習参考書、資格、ビジネス、聖書、ノンフィクション、小説、新刊の 平台、雑誌、写真集、ガイドブック。 気になったものがあったらその都度手に取り、かなり長い時間を過ごす。 結局、秘書検定準1級(3級さえ持ってないくせにいきなりここから始めるつもり) の1問1答問題集と、今更ながら『経済ってそういうことだったのか会議』、 それから今日発売の『TV Bros.』、頂いた今月期限の映画チケットを活かすため の『Can Do!ぴあ』、ムダと知りつつダイエット特集の『VISIO MONO』を購入。 これで当面の活字欲求は満たせるだろう。 ところで、今日で阪神淡路大震災が発生してから6年経ったそうだ。 6年前の今日、私はまだ大学生で、確か現・だんなさまの家にいた。 グータラな生活をしていた私たちは何も知らずいつまでも寝ていて、当時二人が バイトしていた塾の塾長から「すごいことになってる」という電話を貰うまで 大変なことが起きていることを知らずにいた。 何だかひどく居心地が悪く、やたらと罪悪感を覚えたのを記憶している。 毎年この日が来る度、中・高の同級生で当時関学に通ってて、被害に遭ったホリ ちゃんの話を聞いて(安っぽく感じるからそういうの嫌いだけれども)、一緒に なって泣いてしまったのを思い出す。 被害に遭ったけどどうすることもできず、何十キロも歩いて飛行場に行き福岡に 避難した時の話には、どうしても感極まるくらいの迫力があった。 迫力と言うよりは圧迫感と言った方が当たるかもしれないくらい、いやに 胸に迫ってきた。新聞やTVで報道されていたどこか他人事みたいだった事が、 いっぺんにリアリティあるもに見えてきたからだと思うけど。 今年もまた、新聞やニュース番組でも軒並み特集が組まれ、震災をめぐる様々な 人の様々いな思が伝えられている。 中でも筑紫哲也の『NEWS23』の特集は殊更気合が入っているように思える。 それは震災当時、その煙立ち込める現場の光景を温泉に例えて散々たたかれた ことが、トラウマになっているから(・・・というのはサイアクに意地悪な 見方ですね)? そんなこんなでちょっと考え深い姿勢で過ごした一日。 まぁ、たまにはこんな日も。 ついでにもうひとつ。 昨日のだんなさまの忠告メモについて、怒っているのかどうかこわごわ 聞いてみたら、そういう訳ではないけど世帯主としての要請を表明した だけだというような返答。 ちなみに今後メモ方式による忠告は「世帯主の声」というシリーズ名で何か あるたびに登場させるつもり、との事。 なぜ口頭ではいけないのか?なぜシリーズなのか? 知り合って結構経つけど、彼独特の美学には未だに謎が多く残っていることを 思い知らされる。寂しいような、おかしいような。不思議な気持ち! -
|
|