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2006年10月04日(水) |
ナポリタン回帰派 その2 |
酔いと眠さの中で書き散らしたものだから、続きを書くのをすっかり忘れていたぞ。
そう、ナポリタンの話だった。私は40代だが、大人になるまでスパゲティの選択肢は「ミートソースまたはナポリタン」であった。食べる場所は家または喫茶店。イタリア料理店もパスタ専門店もない時代。インスタントのパスタソースなどもまだ売られていなくて、ミートソースを作るための粉末調味料「ルーミック」を使っていたように思う。我が家では、だいたいは「洋風焼きそば」として、ありあわせの野菜やハムと炒めてケチャップで味付けをするのがスタンダードだった。喫茶店では、店によっては醤油味の和風、カレー味のインディアンなどの変わり種が少しずつ増えてきていた。
そんなスパゲティを食べて育ち、大人になってから初めてペペロンチーノやカルボナーラやアラビアータや、そういうものに出会ったわけである。いやびっくりした。これは別物だと思った。美味しくて、パスタばっかり食べていた時期があった。喫茶店ではなくパスタ屋さんで、イタ飯屋で。自分でもレシピを研究して、ペペロンチーノは極めたと思う。いまでも時々作る。
しかし、そのような私とパスタの蜜月期間は意外に早く終わりを迎えることになる。つづく。
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