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2006年07月15日(土) 鼻の穴はフラクタル

 京橋のINAXギャラリーが好きで、企画展にはちょくちょく行っている。今日は「小さな骨の動物園 展」を観て来た。

 ほんとにちっちゃーい骨がいっぱいだった。ペンギンは直立しているけれど骨格は確かに鳥だな、とか、ビデオ上映されていた「骨格標本の作り方」、グルクンでやってるんだけど「身は食べるから頭だけ標本にしましょう」ってのに脱力したとか、なかなかツボにはまる展示であった。

 なかでも私が気になってしょうがなかったのは「ほ乳類の鼻の穴」である。ほ乳類の頭骨の標本、ほぼ例外無く鼻の穴の中がオソロシカッタのである。なんかぐるぐるっとしてて、ぐちゃぐちゃっとしてて、そのくせ幾何学的なところがなおさらおどろおどろしい。鹿くらいのサイズのも、ちっちゃーいモグラくらいのも、みーんな鼻の穴が怖い。怖い怖いと思いながら、つい全部確認したくて覗き込み、あまりの恐ろしさに「ひっ」と息をのむ、ってことを繰り返していた夏の午後であった。


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