Diary?
DiaryINDEXpastwill


2006年05月27日(土) 遥かなり盛岡(1日目)

7時にO氏宅を出発。東北自動車道。K氏の車にはファンキーなカーナビとETCが装備されているので快適だ。ちなみに運転はH氏、K氏、O氏がローテーションで行なう。私はそもそも運転免許が原付のみなので、ただ乗っていればいいのだった。極楽極楽。孫たちに旅行に連れて行ってもらうお婆ちゃんの気分である。上河内サービスエリアで朝食。もう東北かと思っていたらまだ栃木だったらしく、餃子メニューがいっぱいだ。H氏とO氏は餃子うどん、K氏は餃子丼を食べている。いずれも揚げ餃子が具として使われている。私はおとなしくきつねうどん。その後一度国見パーキングエリアで休憩を取り、一路岩手へ。雨かと思っていたら抜けるような青空の日だった。11時前には第一目的地、一関に到着。




世嬉の一酒造
  


「酒の民俗文化博物館」をひととおり見学し、巨大な仕込み桶に入ったりしているうちに11時。蔵元レストランへ。ここで私以外の3人による第一回じゃんけん大会が催される。O氏の負け。つまり運転手。だから蔵元レストランなのにお酒飲めない。豆乳やゆず茶などを悲しげに飲んでおられた。H氏、K氏、私はといえば、“英国紳士が愛したカキの黒ビール”オイスタースタウト、“青いビールの贈り物”サムシングブルー、“愛のバラのシャンパンビア”レディローズ、“モンドセレクション銅賞受賞”パッションエールなど、アヤシゲなものはとりあえず飲んでみるスタンスで。そうこうしているうちに店内では餅つきが始まっている。月で兎がついている、あの杵だ。はじめて見た。はっと汁という郷土料理の作成も見られた。九州の団子汁のようなものか。せっかくなので最後につきたての餅を食べて、お腹いっぱいでいざ盛岡へ。午後3時頃、盛岡着。

焙茶工房しゃおしゃん
H氏の案内にて「焙茶工房しゃおしゃん」さんへ。貴重なお茶をどんどん試飲させていただき、居心地の良さについ長居をしてしまう。北限のお茶、気仙茶を購入。ねかせると味の変化が楽しめるとのことで、これから半年ほど少しずついただきましょう。ここでたまたまお会いした地元の方にいろいろなお話を聞かせてもらい、おすすめのお店なども教えていただく。「わさびエール」なるものの存在もこの時に知る。メロンソーダのような色で、ツーーーンとくるらしい。うーむ気になる。

しゃおしゃんさんを後にすると、毎週土曜日に催されているという「材木町よ市」のまっただなかであった。ここに、明日訪問する予定のベアレン醸造所が生ビールを出店しているとの情報をさきほど入手したのだ。マイボックの生をちびちび飲みながら、よ市を見て歩く。K氏は「小麦でんがく」という五平餅のようなものを食べている。この「よ市」、私がもし盛岡に住んでいたら毎週来ちゃうね。しゃおしゃんさんでお茶買って、よ市で野菜とか買って、美味しそうなお惣菜でベアレンのビール飲んで。いいなあ。

さてそろそろ夕暮れ時なのでホテルにチェックイン。少し休んで、さらなる地ビールを求めて街へ繰り出す。

ヌッフ・デュパプ
かなり大きなパブだけれど、土曜の夜ともなれば満員であった。21時になれば席を用意できるとのことで、予約して一旦退散する。地ビールと中国茶のみの今回の旅で、唯一盛岡の街を歩く機会ができた。この隙に盛岡名物じゃじゃ麺を食す。

HOT jaja


麺好きにはたまらない。ウイグル料理のラグメンに似ているような気がした。食後に自分で玉子を溶いて、そこに熱いスープを注いでもらって玉子スープにするのが面白い。基本的に味付けは自分で調節するので、不味ければ自分のせいだ。ここでK氏により「酢を入れると完成形になる」という名言が発せられる。

21時になったのでパブに戻る。ベアレンの4種を全て頼み、回し飲みをする。コローニア、クラシック、ピルス、シュヴァルツ。私はさっきよ市で飲んだマイボックが気に入ったのでここでも注文。しかしなぜかさっきより薄いような気がする。やはり生はコンディションによって味がちがうのかね。O氏はギネスフロートなどという恐ろしげなモノに挑戦している。ギネスとアイスクリームの味がする。なんともまあ。


そんなこんなで、長い長い一日が終了。ホテルに帰って倒れ伏す。


garden_of_time |MAIL