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2006年01月25日(水) 風パーマ

 私の髪はくせっ毛で、しかもくせの付きやすい髪質だ。放っておくと縦ロール、髪だけがやたらとゴージャスな感じになってしまうので、毎朝ヘアワックスをつけて髪を落ち着かせている。

 私は昔から帽子が好きで、ほぼ毎日帽子をかぶって出かける。この季節、防寒の効果も絶大だ。今日も髪を整えて帽子をかぶって出勤した。

 職場にたどりつく直前に、JRの線路を跨ぐかなり長い陸橋を渡る。海が近いこともあって、冬場はかなりの強風が吹いている。帽子が飛ばされそうになるので、片手で帽子を押さえて長い橋を渡る。髪の、耳より下の部分は強風によって荒れ狂い、メデューサのようである。口に入るわ眼に入るわ顔は痒いわ、もう大変。

 そうやって職場に到着し、帽子を脱ぐとあら不思議、帽子の部分はぴったりときれいに整い、耳のあたりでは一束ずつが様々な方向にロールしまくった珍妙な髪型ができあがっているというわけだ。しかも朝つけたワックスのせいで、その形のまましっかりとセットされてしまっている。へたすると一日中直らない。

 そんな日には、またベリーショートにしてしまおうかという衝動に駆られるけれど、人毛の暖かさは捨てがたいし。もうちょっと伸びれば束ねられるから、それまで我慢だ。

 そういえば、強風に耐えて帽子を押さえながら歩いていて「北風と旅人」を思い出していたのだが、あれって何の教訓だったのかが思い出せない。冷たい北風が吹いたら服を脱がない。太陽で暖まると服を脱ぐ。あ、あたりまえだっ。何を言いたいんだ。気になるから今度図書館でさがしてみよう。


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