Diary?
DiaryINDEXpastwill


2006年01月09日(月) 年末年始総括

■12月28日の夜おそくに実家到着。酒飲んで寝る。

■12月29日、家の前に屋根から落ちた雪で土手ができている。郵便屋さんや運送屋さんが気の毒なので雪かきをする。下の方は凍っていてスコップが入らない。が、農家には農機具は腐るほどあるので、鍬などを持ち出してガシガシ掘る。農機具って人も殺せそうだなと思う。かねてより不穏な気配の漂っていた腰付近に、気配どころではないものを感じる。

■12月30日、父が毎年共同購入でカニを大量に買う。さすがに今年は大トロを買うのはやめたようだ。カニは足の部分だけの冷凍品なのだが、とにかく二人で食べるには多すぎる。「たのむから正月の間に食べつくして行ってくれ」と言われる。去年、使い切れなくて残して行ったのでその後大変だったらしい。だから今回は毎日毎日鍋にした。我が家は大晦日はすき焼きと決まっていたのだが、今年は大晦日もカニちり鍋。なんか、足の付け根あたりからカニのはさみとか生えてきそうなくらいカニ食べた。

■12月31日、恒例の蕎麦打ちにゆく。蕎麦好きの人たちが集まって、蕎麦の栽培から収穫、年末の蕎麦打ち会までやっている。しかしこれも大量にできてしまう。帰りにいつもの喫茶店に寄ったので、マスター一家に半分ほどおすそ分けと称して押しつけてくる。蕎麦打ちでかねてより不穏な気配の漂っていた腰付近に決定的なダメージが。年越し蕎麦を食べたり雑煮の用意をしたりして、一服していたらいつのまにか年が明けていた。

■1月1日、お雑煮と納豆餅。今年は餅を買った。家で作った餅米が全部売れてしまったので家の分がなくなったそうだ。売ってるお餅は小さくて、納豆が包みにくい。

■1月2日、近所の幼なじみと半日しゃべる。彼女の家は、兄弟姉妹とその子供たち、甥や姪やそのまた子供たちと家族全部が集まると15人くらいになるそうだ。小さな子供も何人かいるので、なかなかに圧倒されて居場所がないとぼやいている。じゃあ晩ご飯も食べていけ、ということで父に「こっちの部屋で一緒にご飯食べない?」と聞くと「わしはこの西洋チャンバラを見ているからこっちで食べる」と茶の間を動こうとしない。何かと思ったら「キング・アーサー」に夢中なのだった。

■1月3日、近所からいただいた里芋を鶏肉と煮たら、自分でも惚れ惚れする出来だ。勝因は「石油ストーブ」である。里芋を下処理して、煮汁を適当に作ってネギと生姜と鶏肉と一緒に鍋に入れて、ストーブの上に乗せておいただけなのだが。里芋はとろとろ、鶏肉はほろほろ。いいなあストーブ。これに味をしめて、その後カレーをつくる時もベークドビーンズを暖める時もストーブに大活躍してもらった。

■1月4日、実家の風呂は大きくて足が伸ばせるので快適だ。この風呂のおかげで腰もなんとか回復したようだ。関西ならではのテレビをたて続けに見る。米朝一座の落語と、茂山家の新春狂言。落語は雀五郎が「動物園」、南光が「ちりとてちん」、米朝師匠が「犬の目」。ざこばは…えーっと、あれは別に落語じゃないか。狂言は「禰宜山伏」と「茶壺」。「茶壺」は去年の春狂言で見たっけなあ。

■1月5日、私はついにカキを調理するに至った。今まで苦手だったので料理もしたことがなかった。実家では冷蔵庫が土間に置いてあり、土間ということは気温がものすごく低い。それで冷蔵庫が必要以上に冷えてしまい、野菜など凍ってしまう。土間の籠に放置しておいた方が適度に冷蔵されていいくらいだ。で、冷蔵庫の氷温室に鍋用のカキがあったのだが、これが水ごとカチカチに凍っていた。解凍してみたものの、鮮度的に少々不安があったので加熱調理を試みたのだ。にんにくバターソテーにした。旨かった。私がカキを料理して、それを食べているなんてびっくりだ。

■1月6日、田舎も寒かったが東京の乾燥もすごい。気候の激変に体がついていけない。酒飲んで寝る。


■年末年始の反省点:休肝日がなかった。


garden_of_time |MAIL