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2005年06月01日(水) そんな快楽とも苦痛とも知れない時間が終わりを迎え

 そんな快楽とも苦痛とも知れない時間が終わりを迎えたのに気づいて、身体に薄くぴったりと貼りつく汗に覆われのろのろと起きあがる。眠る前の自分とはどこかが違っている。身体の中の、筋肉や内臓や血液といった体積のあるもの以外の、「隙間」に充たされていたはずの何かがすっかり入れかわってしまったみたいだ。

 新しい世界を手に入れた気分、けれどそれはただ新しいだけだ。素晴らしい世界なのか、ろくでもない世界なのかはどうにも知れない。ここはどこだろうと思うが、不思議と不安は無い。やってきたばかりのこの世界で、昔からここに居るような顔をして生きていかなければならない、そのことが少し辛いだけだ。


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