入浴剤の「バブ さくらの香り」がひとつだけ棚の奥に忘れられていて、季節もちょうどいいからと入れてみたところが、まずチェリーピンクになるはずの湯の色がなんだか雅びな薄紫。そして香りはチューインガム。あまいんだよ風呂なのに。ガムの香りの充満した浴室で、やっぱり一年以上忘れていたのがいけなかったのかしらと思いを巡らせながら甘い香りにくらくらした。今も体がガムくさい。