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2004年04月18日(日) 大宮

昨日は、大宮のさいたま市立博物館に企画展「烏・からす・カラス−−神の鳥から都市の鳥へ」を見に行く。

大宮には初めて行った。湘南新宿ラインというのに乗る。私が恵比寿から、友人が池袋から乗り込むという作戦で、「えきから時刻表」で検索しながらどの電車に乗るか打ち合わせる。ふと「西村京太郎みたい?」と言ってしまい友人に思いっきり嫌がられる。句読点が多くてねえ。読んでると息切れするのだよ。あんまり読んだことないけど。

それはともかく。湘南新宿ラインに乗ったらあっという間に着いてしまってびっくりした。

何の予備知識もなくやって来たのだが、なんだか馴染むテイストの街だ。駅前の商店街でいきなり靴を買ってしまったりする。なぜだ。

博物館は、図書館の隣にあった。思ったより立派な建物で、展示もおもしろい。しかも入館無料。八咫(やた)烏に関する展示が多かったかな。サッカー協会のマークになってる3本足の烏で、熊野神社の社紋。でも結局なんで八咫烏がサッカーのマークにデザインされたのかはよくわからない。検索してみると、日本にサッカーを広めた人物が熊野の出身だったとかなんとか。

科学的な視点からの展示では、大脳がすごく発達しているのに感心する。そりゃ賢いわけだ。でも意外なことに嗅覚は鈍いらしい。だから目で見分ける力が発達したのか。

博物館は氷川神社の参道の途中にあって、全然知らなかったけどこの神社はかなり大きなお社だった。せっかくなのでお詣りしていこうと思って神社に向かっていたら、向こうから人がわらわらと湧いて出てきて、洪水のようにこちらに向かってくる。なんだなんだこの人波は。観察してみると、どうやらサッカーの試合があったようだ。神社の向こう側にサッカー場があるらしい。

なんとかその波をかきわけて神社の境内へ。お宮参りをしている人がいたり、大きな池があったり、薪能をする舞台なんかもあって、なかなか観光っぽくて良かった。あとで気付いたけど、もしかしてこのお宮があるから「大宮」っていうのかな?

さて、帰りに駅に向かっていたら「シルクロードレストラン」の看板を見かけて、吸い寄せられる。ウイグル・トルコ料理「SALTANA」というお店。こりゃあもう入ってみるでしょう。ラグメン(ウイグル風ぶっかけうどん)とチュチュレ(ウイグル風水餃子)を食す。美味しい!麺は手打ちなんだけど、讃岐うどんみたいでコシが強い。チュチュレのスープはスパイスが独特。クミンが入ってるのは判ったけどあとは謎。大宮に来ることはあまりないだろうけど、もし機会があったらまたこの店に行きたいなあ。

その後、駅の通路に面したカフェでコーヒーを飲んでいたら、目の前の通路をとんでもない人が通過して、腰が抜けた。なんと説明してよいのやら。ひとことで言うと「コスプレしたおじさん」。額は禿げ上がっているのだが「おさげ髪」で、なんかフリフリしたのを着てて、そしてミニスカートをはいていた。私は外に向かったガラス張りのカウンター席に座っていたので、本当にガラス一枚隔てた至近距離で目撃してしまった。店中の客と店員が目を奪われていた。

この一件で、一日のすべての記憶が吹っ飛びそうになる。大宮=スカートおじさん、というイメージが刷り込まれてしまった。どうしよう。

ちなみに大宮駅の構内で、友人は「宇都宮餃子」をお土産に購入していた。なぜだ…


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