Diary?
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和名:鼻水木 別名:ハナミズノキ 4月下旬、白や紅の花びらのように見える大きな4枚の総包を枝先につける。樹皮に傷をつけると、薄緑色の鼻汁状の樹液を滲出させる。樹液は粘性が高く、化学的加工を施し工業用材料として珍重される。産地にはこの樹液の売買により財を成した名家があり、その屋敷は「鼻水御殿」と呼ばれている。
色のバランスからいえば、桜よりも梅よりも私はハナミズキが好きだ。好きなのだけれど、毎年どうしてもこういうことを考えてしまう。幹の途中の瘤に二つの穴があいていて、そこから樹液が垂れ流されている図を想像した年もあった。そんなことなど考えずに、「ああキレイだなあ」と素直な心で愛でたいのに。
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