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2004年02月20日(金) 椀物の謎

うーんと、喫茶店に関する新たな謎に直面して頭を抱えております。


職場の近辺は、どうも喫茶店には恵まれない地域で困ったもんです。神保町時代と比べるから余計にそう思うのかもしれないけど。まあチェーン店はひととおりあるので、朝はドトールに行ったりするんです。ドトールのコーヒーは割と好きなんですが、会社帰りにゆっくりする雰囲気じゃないですよね。
カウンターの中から、なんかこう
ぶっしゅーーーーーぎょぼぎょぼぎょぼ ぶっしゅーーーーーー
とか、とんでもない騒音がするし。
なぜかテーブルは必ずぐらぐらするし。

で、入ったことのない喫茶店をひとつ見つけたので行ってみました。これがまた突っ込みどころ満載のいい店でした。

外見はとりたてて特徴のない、こだわりも無さそうな普通の喫茶店です。店内も明るくて小ざっぱりした感じで。メニューは軽食が充実していて、飲み物もクリームソーダやミルクセーキがあるような、そんな店です。店員は女性が二人。一人がキッチンに立ち、一人が運ぶ。この二人は、一瞬の沈黙も許さずお喋りを続けていました。

 中国語で。

と、とにかくこういう店に来たらナポリタンを頼んでみます。絵に描いたようなオーソドックスなナポリタンでした。ハムと玉葱とピーマンでケチャップ味。粉チーズとタバスコがついてくる。フォークは紙ナプキンに包まれて。ただ、

 お皿が景徳鎮のホタル焼。龍の文様。

そしてさらなる喫茶店の謎に直面。

 ワカメスープがついてきた。お椀で。

吉祥寺のロゼで味噌汁に脱力したのはついこの間です。長い喫茶店人生であれが初めてでした。なのにまた。ワカメと玉子の中華風スープ、胡麻油が落としてあって美味しいんですけどね。もしかして私が知らなかっただけで、喫茶店界には軽食に椀ものを付けるべし、という流派でもあるんでしょうか。教えて喫茶店の偉い人。って誰だろうそれは。


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