Diary?
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2003年07月13日(日) 戦いの痕

金曜の夜、ぐうぐう寝ていたら宇宙人が地球征服にやってきた。

「ピンポーン」
「なんだよこんな夜中に〜だれ〜?」
「あ、ども、夜分すいません。宇宙人っす。征服にきましたぁ。ハンコください」

見ると、身長50センチくらいのウルトラマンそっくりの奴が何か文字らしきものの印刷してある伝票を振りかざしている。

「そんなあやしいもんにハンコなんか押せるかっ。わしゃあ眠いと機嫌が悪いんじゃとっとと帰りやがれぼけぇ」

きっぱり断ったら、あっさり宇宙船に連れ去られてしまった。
金属の台に縛りつけられて、頭に何かを埋め込む手術をしようとする。しかし相手は身長50センチだ。何すんじゃどあほ、とばかり縛られていた鎖をひきちぎって奴を蹴り飛ばしてやった。

「くそう、サイズを考慮しておけばよかった。こうなったら最終兵器ボタン押しちゃうもんね」

奴が赤いボタンに手をのばしたところを組み伏せてさっき引きちぎった鎖でぐるぐる巻きにして、

「写真撮って東スポに売るぞこら。何ならロンドンのThe SUNにするか、え?それがいやなら地球征服なんてしょーもないこと言うてんと大人しく帰らんかい」

と一発脅しをかましておいた。けっこうびびってたみたいだから、まずは一安心だ。組み伏せた時に奴に顔を引っ掻かれて、ちょっと腫れちゃったけどね。まあ、地球を守ったんだからこのくらいの怪我、なんてことないよ。


え?寝てる間に自分で引っ掻いたんだろうって?いくらなんでもそんな子供みたいなこと、するわけがないじゃない。いやだなあもう、あは、あは、あはははははは。


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