Diary?
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雅楽を聴きに行った。 区民ホールでのコンサートだが、奏者は宮内庁の式部職楽部という、ほんまもんである。重要無形文化財。舞台もちゃんとしつらえてあった。
ほぼまん中の前から三列目というものすごい席に着く。衣裳も楽器もばっちり見える。素晴らしい。 色々と珍しいポイントが多かったので箇条書きで。
●チューニングは笙が基準。 ●笙は絶えず壺の上でくるくると回している。 ●笛やら打楽器のバチやらは、いちいち片付ける。 ●琵琶はああ見えてとっても重いらしい。そして本来はリズムセクションである。 ●合奏も歌いも、アルファー波出てると思う。眠いわけじゃないのに入眠のように「カクッ」となることが何回かあった。 ●黒田節そっくりだと思ったら、黒田節の元歌だった。 ●担当楽器はマルチである。前半で琵琶を弾いていた人が、後半では笛を吹いていたりする。それどころか、前半で笙を吹いていた人が後半では舞いを舞う人になっている。 ●舞いの衣裳はモンゴルのようでもあり、チベットのようでもある。 ●背中側の帯にはさんだ道具が、「取っ手」に見えてしょうがない。ハンドバッグの持ち手みたい。 ●踊りの途中で首をかしげて顔を見合わせるのがとってもかわいい。 ●極端に古いはずなのに前衛くさい。たしかパゾリーニが使ってたな…
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