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2003年06月14日(土) アルハーハ

雅楽を聴きに行った。
区民ホールでのコンサートだが、奏者は宮内庁の式部職楽部という、ほんまもんである。重要無形文化財。舞台もちゃんとしつらえてあった。

ほぼまん中の前から三列目というものすごい席に着く。衣裳も楽器もばっちり見える。素晴らしい。
色々と珍しいポイントが多かったので箇条書きで。

●チューニングは笙が基準。
●笙は絶えず壺の上でくるくると回している。
●笛やら打楽器のバチやらは、いちいち片付ける。
●琵琶はああ見えてとっても重いらしい。そして本来はリズムセクションである。
●合奏も歌いも、アルファー波出てると思う。眠いわけじゃないのに入眠のように「カクッ」となることが何回かあった。
●黒田節そっくりだと思ったら、黒田節の元歌だった。
●担当楽器はマルチである。前半で琵琶を弾いていた人が、後半では笛を吹いていたりする。それどころか、前半で笙を吹いていた人が後半では舞いを舞う人になっている。
●舞いの衣裳はモンゴルのようでもあり、チベットのようでもある。
●背中側の帯にはさんだ道具が、「取っ手」に見えてしょうがない。ハンドバッグの持ち手みたい。
●踊りの途中で首をかしげて顔を見合わせるのがとってもかわいい。
●極端に古いはずなのに前衛くさい。たしかパゾリーニが使ってたな…


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