アクセス解析 売春婦の日常たるもの、こうでなくては。


売春婦の日常たるもの、こうでなくては。
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2003年08月08日(金)
 『 誰もこんなことになろうとは思いもしなかっただろう。 』



 私の上に乗り、首を絞める。
ディープキスをしながら、私の息を途切れさせる。
でも。
「彼」は、私を、殺せない。
だから、私が自ら命を絶つしかないのだ。
「死にたい」とばかり考えてやまない自分。
その反面、頭がぼぉーっとして、矛盾を重ね、
「生きたい」と渇望する自分がいる。

 今日も、そうだった。
「彼」と、4日ぶりくらいに逢っている。逢えない時間がすごく長く感じた。私は。
今は、ホテルを抜け出し、空港のネットカフェにいる。10分100円の。
「彼」は仕事が忙しいみたい・・・。
自分自身で忙しいといっているのだから相当忙しいのだろう。
 「彼」と逢ってから、彼の部屋に行ってから、ずっと、この4日間・堪えていた想いが零れた。
「先に逝っちゃうけどごめんね」
「一緒に色んな場所に行けなくてごめんね」
「慰謝料、先生から、もらってから、死ぬから。回りに迷惑はかけなくないし。  だって皆、やっぱりお金がほしいでしょ?何も残さないで死ぬより。」
「8月中には死ねるかしら。あなたの目の前で死にたい。
 あなたの別荘で死にたい。」


ダメだなぁ、あたし。ミリョクが無いのかも。
考えてみると、いつも矛盾ばかり並べてる。

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「死にたい」気持ちの波は極端にやってきて、
そうして、永久に絶えることなく続いている。まるで、終わりが無い。
死にたい人は、死ぬ気で日々・頑張っている人は、
この世界だけでも数え切れないほどいて。
苦しみや虚しさに悶えながら、必死で生き長らえている人もいて。
そういう人たちの存在は、世間一般では迷惑がられているわけで。
逆に、そういう人たちがいなければ、この世の中は成立しないというのに。
皆、みんな、そのことに気附いていないのでしょう。

 覚悟は、私にだってある。
金のためだけじゃなく、自分自身と、あなた・先生自身のため。
金なんて、要らない。
でも。
冷静になって考えてみる。

私が死んでしまって、遺された家族のことを考えると、
遺された「彼」の私への想いを考えると………
私の死が産む言葉は、破滅と崩壊と絶望という言葉しかない。
嗚呼、死んでしまいそうだ。
他の人を不幸にさらす資格なんて、残念ながら、私には無いから、
今のままじゃ、死ぬことは私に許される行為ではない。
手首を縫うほど切ることも、注射針を静脈に刺して薬を注入することも。。。
欲望は、抑えられなければならない。

私が今、ほしいものは、
 慰謝料と、「彼」に嫌われる方法。


 「彼」へ。
あなたの心の休まる・唯一の場所として機能しなくなった私は、
即座に捨てられてしまう。だから、その前に、自分で命を絶つことに決めたの。

「死にたい」と願う。
1分1秒も忘れない。この気持ち。
どうしてどうしてどうして。
あなたが、私の首を思い切り絞めても、私は生きることに執着していて、
とてもその姿には愚かで惨めで。
力いっぱいに抵抗する。

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自分が嫌で堪らない。
そうして、懲りもせずに、この愚か者の自殺願望を、何度も何度も
飽きずに、唱えるのだ。

 「彼」と出逢えたこと、これは必然なのかもしれない。


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