僕と彼女と彼女の生きる道・第2話。
痛いところをつかれると、人は攻撃的になる。 自分が可愛いから、自分の弱さを認めたくないから、自分を守らなきゃいけないから。 というより、怖いから。怖くて怖くて、たまらないから。 そして、そのことに気付いていたのなら、攻撃的になどなったりしないのだ。たぶん。
だから、ゆら先生に攻撃的になる小柳徹朗の代わりに泣けて泣けて、泣きっぱなしですよ。 凛ちゃんは、ゆら先生に電話して雷が怖いよぉと泣けるけれど、 徹朗くんは泣いたりできないから。今はまだ、泣くことを思いつくこともできないから。
私は子供を持ちたいと思ったことが殆ど一度もなくて、そういう話題になると、 自分の面倒も見れないのに、ヒト一人育てるなんて滅相もないですわー、などと言っているのですが、 一番怖いのは、心から愛情を注ぐことができないんじゃないか、ということなんですよ。たぶん。 子供のいる友人にこういう話をすると、 「自分の子供って言ったって、つまるところ別人格なんだし、 それはそれで、割り切っちゃったっていいと思うよー。そんなもんよー」とか、 「必要に迫られて親やってるうちに、なんとかソレらしくなるもんだよー」と言われたりするんですが、 でも、そうじゃなくて。別に全ての母親が子供を愛さなければならないとか、思ってるわけじゃなくて。
“何よりも自分大事な自分”をはっきり自覚するのが怖いんですよ。たぶん。 自分が可愛いから、自分の弱さを認めたくないから、自分を守らなくちゃいけないから。
つまり、これは家族とか大切な(はずの)人に対してだけのことではなくて、 仕事とか、未来とか、自分の歩き方全てに共通することなんだな。
んー、っていうか、単にめんどくさがりなだけなんじゃないのぉ?(大正解)
とにかく、見る側の心の体力を要求するズッシリ濃い1時間。 徹朗くんの黒々とした瞳の中には、クサナギツヨシがほんのちょびっとも居やしない (「ぷっ」すまのヘタレ画伯@本物のパーマンセット希望や、 どっちの料理ショーで、立ち上がって「今、餅が引っかかってました!」と叫んでた人や、 ドラマ記者会見場で番組スタッフを見つけてこっそりチョナンポーズしてみせる、 いたずらっ子ぽいチョナンシ in チョナン・カンやらと、同一人物とは思えませんて)。 見終わったら、ぐったりで眠っちゃいましたよ。起きたら夜の闇に白い雪。
積もるのかなぁ。 明日の朝は会社行かなきゃいけないんだけどなー。坂道が凍ると怖いんだよなー。
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