やがて楽しき

日々つれづれ、ときどきSMAP。


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やがて楽しき
2003年05月28日(水) Clair de lune


いつものように電車の座席で爆睡して、下車駅到着のアナウンスで目を覚ましたら、
隣に座っていた知らないおじちゃんにポンポンと肩を叩かれました。
「おねぇちゃん、だいじょぶかい?ずーっと寝てるから、おじちゃん、心配しちゃったよー」
はぁ、だいじょぶです。別にいつものことですし。
「そうかい、おねぇちゃん、疲れてるんだねぇ。がんばろうなっ。がんばれっ!」
と、力強いお見送りを背に電車を降りました。
おねぇちゃん、そんなにグッタリ寝ていたのでしょうか。
そういや、タクシーの運ちゃんにも、
「お客さん、すんごく静かに寝てらっしゃるんで心配しましたよー」
って言われたことがあったっけ。幽体離脱ちっくなのだろうか。さすがクサナギファン(無関係)。

そんなおねぇちゃんが膝の上に抱えていたのは、こんな機会にしか買わないであろうMORE 7月号です。
こんな機会ってのは、もちろん、見ず知らずのおじちゃんとのコミュニケーションの機会ではなくて、
クサナギツヨシさんのインタビューが5頁にもわたって掲載されている、そんな機会を差しております。

そこには14人のクサナギさんが写っていて、どれもが全く違う人のようにも見えるし、
でもやっぱり、たった1人のクサナギツヨシにも見えて、つくづく、この人の顔は不思議だなぁと思う。
例えば、クサナギツヨシのことを嫌いな人は、たぶん、こういう表情が嫌いなんだろうなぁと思う顔もあるけれど、
反対に言えば、それは、この人にしか出来ない表情だと云うことなんじゃないだろうか。
だから、いったん足をとられると大変なのよ。抜け出せないのよ。ぐー。

感情の起伏がないと言われるのは『感情の基準があいまいだったからだと思う』には、久々にグサッときましたよ。
たぶん私ってそうなのよ。別にクサナギさんのようにいろんなことを経験しているからではないんだけれど、
いつもどこかで、「この感情は正しいの?」「喜んじゃってOKですか?」って自問自答してるんだよなぁ。
むー。オヤビンは、時々こうして不意に私の核心を衝いてくるから、油断できないわ。

なんだかんだ言ってやっぱり男の人な背中と、ハングル練習帳とアスパラを見詰める無垢な少年と、
俯き45度と横顔とアフターシャワーの女優顔。それから、くにゅっとしてる足の指。
でもって最後の頁のクサナギさんは、『女性のやわらかさや強さも持ってる人』になりたいクサナギさん、そのものです。





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