やがて楽しき

日々つれづれ、ときどきSMAP。


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やがて楽しき
2003年03月13日(木) 連鎖感傷


書籍を購入すると、その金額の殆どを補助して貰えるという素晴らしいお話が。
って、そういう制度が弊社に出来ていたことを締め切りの前日になるまで失念していた私ったら、おバカさんっ。ちゅっ。
こんなことなら、せっせと領収書を貯めておけばよかった。せめてamazonで買った分だけでも捨てずにおけばよかった。
この前買ったばかりの、キンセラの新刊と、宮部さんの『ブレイブ・ストーリー』上下巻を買う前に気付けばよかった。
後悔、後に立つとはこのことだ。

でもせっかくだから、いずれ読もうと思ってた本だけでも買ってしまえ!と、閉店30分前の書店へ滑り込み。
ハードカバーも文庫以下の価格で手に入ると思ったら舞い上がってしまって、それだけで情緒不安定だったのだけれど、
夜食も食べないままでの23時近くだったので、料理本を見たら本能的に手が伸びまして。
くわー、美味そー、喰わせろー!と心の中で叫んだりなんかしていたわけですが、
肉汁滴るような餃子の写真を見た途端、
餃子を作る秀雄先生とみどり先生の姿が脳裏にバババッと甦ってきたのでした。

そうなんですよね、餃子なんですよね、あれは餃子じゃなくちゃいけない場面だったんだな。
すごく生々しい食べ物なんだもの。秀雄先生の指の跡と体温が残る、ちょっと歪な餃子。
あの餃子を作っていた時は確かに存在していた人が、もうすぐ居なくなってしまうんだよな。
とても切ないけれど、でもそれが営々と続いてきたヒトの歴史なんだ、と思ったりもするのですが。

と、餃子の写真を見ながら涙ぐんでる かなりアブナイお客さんは、
続いて、ずっと立ち読みし損ねていたメイプルを手にして、黒木瞳さんのエッセイを。
思ったよりも長々と、クサナギさんとのエピソードを語ってくださっているのですねぇ。
『TEAM』撮影時の運転の話は、確か、「ぷっ」すまトークSPで聞いた憶えが。

で、無事、ハードカバー5冊イッキ買いという夢のような行為を働いて、
今朝の朝日新聞 「草なぎ君ってスゴくない?」を読むために実家へ寄りました。
あら、ベタぼめ。ほほー。なんたって、1面にまで秀雄先生の顔写真が (黒枠は無し。当たり前)。

前出の「ぷっ」すまトークSPは、私の中でかなりのお気に入りなのですが (だけれど、ビデオは今いずこ?)、
中でも陣内孝則さんとの未公開トークがとても印象深いのです。
ほんの5年位前までは仕事場でも「お前」としか呼んで貰えなかった、という話になって、
陣内さんとユースケさんが 「そんなことないだろ?! 5年前はもうSMAPっていったらスゴかっただろ?」って驚くと、
とんでもない!最近ですよ、ホント…、二十歳の頃なんて、道を普通に歩いてても誰も気が付かなかったもん、
名前を呼んで貰えないのはとても淋しかった、うん…、と言って、ちょっと目を伏せた顔が忘れられないのです。

だから、こんな風に新聞に大きく取り上げられるようになったことは、もちろんとても嬉しいのだけれど、
反面、なんだかなー、今更だよなー、気付くのが遅過ぎるんだよなー、
と私の中の天邪鬼がブツブツ呟いたりもするのです。
でも、取り上げられなかったら、それはそれで不条理だわ!と思うに決っていて、
つまりは今夜一連の情緒不安定の為せる技ってことなのね。
まぁ、私だってそもそもは、いつも画面の隅でウロウロしていた男の子に、
「この子ってば、芸能界で生きていけるのかしらん」などと、うっかり情を移してしまったのが現在へ至る発端なわけで、
よもや、ここまでスゴい人になってしまうとは思っていなかったんだから、おんなじなのよ。

むー、またグルグルしてるうちに26時じゃないかー。明日、早出じゃないかー。
またもや、不義理が続いておりますです、ごめんなさいですー。
さ、お風呂お風呂。





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