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ゆうべは、とてもじゃないけど、このままじゃ切なくて眠れない…と思って、「ぷっ」すまを見てから寝ました。 いやぁ、楽しかったなぁ。中川家、可愛いしー。 お兄ちゃんてば、極秘入籍なんかしちゃってても、やっぱり可愛いしー。 クサナギさんはキレイだったしー。ナギスケはミラクルだったしー。
と、ホクホクしながら眠ったはずなのに、 今日は、電車を待っている時とか、トイレの鏡の前でふっと息をついた時とか、 秀雄先生とみどり先生の悲しいやりとりが脳裏を掠めて、鼻の奥がツンとしてしまうのでした。 僕の生きる道・第6話。 麗子先生が涙ぐんだあたりから、泣きっぱなしでしたよ。 これはもう、下手に言葉をこねくりまわして語ろうとしても仕方がないのだと、白旗を揚げるしかありません。
それでも一つ分かることは、とにかく脚本が素晴らしいということで。 ひとつひとつの台詞も良いのだけれど、生徒のエピソードが本筋にちゃんと絡んでいるのも上手いなぁと。 真っ直ぐで率直なみどり先生の性格は屈託ない育ち方をしてきた人特有のもので、 私の周りにも男女問わず、こういうタイプの人っているんですよね。 屈託有りまくりな私の様な人間は、つまりはコンプレックスの裏返しで、 他人に対して距離を取ろうとしたり、変に気持ちを慮ったりして失敗するのだけれど、 こういう人たちは、小細工無しに人に接することができるんだよなぁ。
でも、そういう風に思われてしまうことが不幸なのかもしれないし、 秀雄先生の言う通り 「悩みの無い人なんていない」のかもしれない。 そういうことがすんなり伝わってきて、且つ「もう2度と大切な人を失いたくない」へと続き、 その言葉にいたたまれず外へ出てしまった秀雄先生、その間にビデオに目を留める みどり先生へと流れていく。 上手いなぁ。 そして、閉めるのを忘れた門扉と、背中を向けてアイロンをかける みどり先生。 上手いなぁ。 それから、もう一つ分かることは、この画面の中にはクサナギツヨシが居ないということで。 ここに居るのは中村秀雄という高校教師、その人でしかないわけで、 敢えて言うならば、クサナギツヨシを感じた場面は唯一つ、"Tシャツ姿の2人の朝"だけなわけで(この頑固モノがっ)。
今まで秀雄先生と視聴者である私たちだけの秘密だった、数々の言葉の真意。 それを悟った みどり先生は、今ここで初めて私たちと想いを共有することになり、 つまり、みどり先生の涙は、私たちの涙と深く繋がっているということで。 だから、泣けて泣けて仕方がないのも道理なのですね。
と、白旗揚げたと言いながら、言葉をこねくりまわしてみました。あぁ、しんど。
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