やがて楽しき

日々つれづれ、ときどきSMAP。


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やがて楽しき
2002年04月04日(木) 夢の浮き橋


月並みですが、春の嵐。
吹きまくっております。窓ガラスが、びょーびょーと音を立てて鳴っております。
何処かで飛ばされたりしてないでしょうか、クサナギ氏。想像すると、ちと可愛い感じだったりしますが。

読書話。
『ひとたびはポブラに臥す』(著/宮本輝)を読んでいたのですが、いまいち気分が乗らなくて、一時中断。
昨日今日で『Y』(著/佐藤正午)を読みました。
作中でも触れられているグリムウッドの『リプレイ』やフィニィの『ふりだしに戻る』等々、
いわゆる「タイムトリップして過去を変える」話は目新しく無いし、
自分の望んだ時点に確実に戻れるってことに今ひとつ説得力がないのだけれど、
時空を越える本人ではなく、側で見届ける人々の視点に立って描いているのが面白い。
「きみ」と「ぼく」。やり直す「前」と「後」のパラレルワールド。読者に与える軽い混乱の度合いも上手い。
とりあえず、今日もめちゃくちゃ眠かった私を 電車の中でずっと起こしてるだけの効果はあったと。

で、本屋に寄ってテレビ誌をチェック。おぉ、これが噂のスマスマ版『源氏物語』なのね。
クサナギさんは惟光。ふむ、惟光…また、ニッチな所を突いてきますねぇ(笑)。
とは言うものの、お写真にはちょっとトキメキました。白い肌と凛々しい眉のあたりがねぇ(うっとり)。
少なくとも(と、断りを入れてしまう自分がなんですが)和モノならば、
SMAP内ダントツ第1位なクサナギツヨシ。えぇ、これだけは譲れません。
でも、そんな撮影の合間に、深キョンにハングルを教授していたらしく。
ふむ、異文化コミュニケーションね(って、使い方間違ってますが)。

学生時代の専攻は『源氏物語』の近辺をウロウロしていた私なのですが、
ついぞ、源氏五十四帖を読み通したことがございません。
そもそもハタチ前後の私の目には、まったく魅力的に映らなかったのよ。
でも、卒業してからは解説本を何冊も読んだので
(一番面白かったのは『光る源氏の物語』(大野晋・丸谷才一)です)、
それですっかり読んだ気分になってるんですよねぇ。
いつか、ちゃんと読まなきゃイカンと思ってるんですが、どうせなら原文で読みたいし、
そうなれば相当の覚悟を持って臨まんと… こりゃ、当分ムリですね。
ってなわけで、ついつい今話題の『大掴源氏物語 まろ、ん?』(著/小泉吉宏)を買ってしまったのでした。

一昨日、ゲゲゲの吾郎ちゃんの事を思いながら寝たら、ちゃんとゴロちゃんの夢を見ました。
ボロい木造のラーメン屋を切り盛りする吾郎氏。そして私は、その店のオーナー。
うーん、何かが違う気がするんだけども。でも、渋い顔で麺を茹でるゴロちゃんは素敵でした。はい。





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