やがて楽しき

日々つれづれ、ときどきSMAP。


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やがて楽しき
2002年01月23日(水) だるまさんがころんだ。


昨年後半はSMAPさんにかまけて手抜きしていたのだけど、
先週の椿騒動をきっかけに、久しぶりに観劇意欲がフツフツと。
とりあえず、三谷さんの『彦馬が行く』3月公演と、MONO『橋を渡ったら泣け』をGET。
そして、今夜は『嵐が丘』を観てきました。
この作品はちょっとね、やっぱり複雑な想いがあったので今回は見送るつもりだったのだけど、
まぁ、気持ち的にも一区切りついたってのもあるし、
最近、休暇を取ることにすっかり躊躇いを無くしている私なので、
午後から半休なんぞ取れてしまったもんですから(目指せ、有給完全消化)。
で、17時の開演まで時間があったので、本屋に寄ってからお茶でもして行こうと思ったのに、
買おうと思ってた『野田版・研辰の討たれ』が載ってる『せりふの時代』が見つからない。
こういう時に段々意地になってしまうのが私の悪い癖で、
2〜3軒で諦めればいいものを銀座から大丸東京店のブックセンターまで流れ流れて、
ようやっと一冊だけ残っているのを発見。
その頃には既に16時半をまわっていた上に、歩き疲れてヘトヘト。
結局、お茶する時間も無しに、タクシー代使って新橋演舞場まで行ったのでした。バカじゃん。

その『嵐が丘』。客席に提灯がぶら下がる演舞場でエミリー・ブロンテ。
ミスマッチと言えばミスマッチなんだけど、
「王道」「大河」ってキーワードが似合いそうなところはマッチしてるような気もする
(その提灯を劇中のネタにしてしまう岩松了さんもイイ根性してますなぁ)。
一幕目は暗転が多くて眠気を誘うぞ…とか、ラストシーンは蛇足では…とか、いろいろあるんだけど、
なにはともあれ、松たか子のキャサリンは一見の価値あり、だと思う。
上手い女優さんやオーラを感じる女優さんは沢山いるけど、
この人にはそれ以上の何かがあるような気がしてしまうんだよね。
死に際の、ヒースクリフとの応酬には鳥肌立ってしまいましたわ。
良い舞台って、登場人物に全然感情移入できなくても、
何故だか揺さぶられちゃって泣けたりするじゃないですか。久々にそういう感情を味わってしまいました。
でも、もしや私って、"とことん傷つけ合わないと表現できない愛"ってのに弱いのかしらん。
ちょっと、ヤスと小夏のシーンを思い出す感じだったんですよねぇ。

さて、本屋ではクサナギさんインタビュー掲載の『ポポロ』も買いまして。
『椿姫』の話やら、『SSF』の"コラボ"(クサナギさんらしからぬ単語づかい…)やら、
メンバーに怒られる話やら、話題はいろいろなんだけども、
「韓国うまいもんBEST3」で、例のポンテギを「僕は好き」と言ってるのが気になる。
幼虫系は好きなのか、嫌いなのか、はっきりせいっ!(って、私も何でこんなに拘ってるんでしょうか)
お写真は、またまた綺麗に撮っていただいちゃって、ありがとうございますって感じよ。
中頁のちっちゃいカットは、ぜんぶナデナデしたくなるくらい可愛らしいんだけど、
一番好きなのは、手を広げて立ってる後ろ姿でございます。
なんぞ、3頭身っぽい風情が愛しいのだわー。
そっと後ろから近付いて、ぱこんっと頭をハタきたい衝動に駆られてしまうぞ。





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