『白仏(辻仁成/文春文庫)』読了。 鉄砲屋江口稔が戦死した兵隊や亡き初恋の人、友達、家族の魂を癒やすため、島中の墓の骨を集め骨仏を造ると云う話。 これは良かった。素晴らしく良かった。 現在まで読んだ(って『ピアニシモ』『海峡の光』の2冊だけど)辻仁成の著書の中で一番好きかも知らん。 え?何が良かったのか具体的に言えって? んなもん、何が良かったなんて言えるようで言えない語彙の僅少さに閉口するが、心につーんときた。 こちら東海地方。 すげえ雨。今は止んでるけど。近所の川が増水し溢れそうに。 こうやって何も考えずただ徒然に日記を認めると、含蓄の欠片もないヒジョ〜につまらないものとなります。 大体が行動してねえ人間なんだから、面白エピソードやら何やらネタが集まらんわい。あまり他人を見ないので。 あ、また降ってきた。
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