2003年03月19日(水) |
遠くにありて想ふもの。 |
私の生まれ故郷は、お茶と蜜柑とサッカーで有名な、静岡県清水市 なのですが、この清水市が、今年の4月に静岡市と合併してしまうそうで。
なんとなく気になって、清水市の観光協会HP http://plaza.across.or.jp/~s-kankou/> なんて見てみましたが、私が住んでいた頃と変わらない、微妙な寂びれ具合が、 なんとも郷愁の念を誘います。嗚呼…。
特に、清水達人辞典A to Z http://www.city.shimizu.shizuoka.jp/kankou/jiten/index.html は、見知った場所が多くて、こんなところまで…。と感心すること頻り。
なにしろ私の実家は、清水の隠れた夜景スポットとして有名なY山の麓(超田舎)で、 通っていた幼稚園と小学校は、日本三大松原のひとつ、三保の松原の中。 清水に一つしかない水族館は、父親の知り合いが一時期館長をしていて、 裏口から入れてもらい、水槽の上部などまで見せてもらったことも。
綺麗な水流で有名な興津川は、毎年夏に泳ぎに行ったし、日本平は地元小学校の 外せない遠足コース。ちびまる子ちゃんの作者の実家は、母親の実家のすぐ近所で、 その上、さくらももこが小学校に在学時、ウチの母親はその小学校の事務員だった。
実家から自転車で10分ほどの場所に、大変立派な藤棚があるお家があって、 花の時期になると、よく見に行っていたのですが、実はその藤は、「紅藤」といって、 珍しいピンク色の藤の花だったとか。言われてみれば、確かにピンクだった…。
それほど大きくも栄えてもいない街なので、知り合いも多いし、噂話も広がりやすくて、 人と人の繋がりが、よくも悪くも強い、けれどもこれといって大きな特長もない、 普通の田舎町ですが、改めて生まれ故郷を見つめなおすと、懐かしいあれこれが 思い出されて、なんだか里帰りしたくなりますね。
暖かくなったら、一度清水に帰ってみようかな。
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