|
|
■■■
■■
■ ダーク路線(キルアvクラピカ)
…この胸の奥に残る痛みは何だ…??
耳に残る骨の砕ける音。 鼻に残る血の香り。 手に残る肉の感触。 全てが不快な音を奏で、私の神経に障る。
ようやく幻影旅団の一人を始末した。 一族の復讐。 それだけを胸に今迄生きてきた。 奴等の一人を葬った…なのにより一層痛むこの胸の理由は一体?
「恐いの?」 いつだったか尋ねられた問い。あの時私は何と答えただろう? 「クラピカの手、好きだな」 そう言って私と手を繋いでくれたキルア。 今はもう血の匂いしかしない、この両手。
ああ、やっとわかった。 お前が救いを求めた手は罪に濡れてしまった。 後悔なんてする気はない。…けれど。
イタインダ。ココロガ。
2001年03月11日(日)
|
|
|