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■ いきなりキッドvコナン
「深夜の散歩は如何ですか?」 そんな言葉と共に俺の視界を奪ったのは 見慣れた、目に痛い程の純白。 最近すっかりヤツのペースに乗せられている俺は まんまと東京タワーの上へ連れ出されてしまった。
「夜景がキレイだな〜」 そう呑気に呟く怪盗は俺をしっかり後ろから抱きかかえている。 「イキナリこんな所に連れてきやがって…しかも何だよ、 この体勢」 冷たい俺の言葉にも相手はめげない。 「だって急に抱き締めたくなって。こうしてると何か幸せで」 そして俺を抱き締める腕に軽く力を込める。 相変わらず変なヤツ……でも。 少しだけならいっか、なんて言ったらコイツは驚くかな? ほんの少しの…一時の幸せを願う俺に。
2001年03月05日(月)
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