いやー 仕事が面白くてしかたないです 理不尽な業務やハチャメチャな計算表などを処理しているうちに 新たな人格というか ハッキリ言えばマゾヒスティックな自分が見え隠れします 「ご主人様 私を犬とお呼び下さい」 ホントに犬と呼ばれたら噛みつきますけど いや むしろぬか漬けにしちゃいますけど 狼ってぇのは飼い慣らせねぇもんさ フッ ←特に意味はなし まぁ 似合いもしないマゾヒスティックな自分に付き合っているせいか 非常に精神がすり減ってましてね 昨日なんぞは早めに帰れたのが嬉しくて服だけ脱いで転がってたわけですよ ベッドの横に ベッドに手だけのせながら そのまま2,3時間寝てたんだけど身体が冷たくなってるし腰は痛ぇし ボーっとしたままベッドにのって毛布にくるまって 再び夢の世界に そうしたら変な夢見て「ぐはっ!」っと目が覚める というか意識が戻る 目は閉じたまま 「畜生! このクソ疲れてるときに潜在意識が裏切るのか!?」 少々腹の立ったままだが 仕方ないのでそのまま寝ようとする が 何故か意識が落ちかけた時に金縛りになってしまった 久しぶりの感覚 「相当疲れてるんだな 頑張ってるなぁオレ」と放っておいて寝ようとしたら 真っ暗な瞼裏のスクリーンが真っ赤に!! 何事? もがこうとしても動けず 目を開けようとしても開かず 真っ赤なのはすぐ終わったのだが その後の瞼裏には奇怪な幾何学模様が蠢いている 気分が悪いし このままでは寝られない やたら腹が立ったから臍下丹田に気合い一発 金縛りを引き千切る 目を開きあたりを見回す 手にはしっかりと木刀を持って だが、何もない 当然だな 「っくっそう! 何なんだいったい?」とぼやきながら寝ようとする しかし、一度入れた気合いは簡単に抜けずに かなり意識がハッキリしている さらに心なしか 我が身がしっとりしている・・・と言うより汗だくだ 着替えねば風邪をひいてしまうじゃないですか 起き上がろうと腕を伸ばしたところで眠気に襲われ 今を逃すともう寝られないような気がするのと面倒くさいので そのまま寝てしまう事にした 今朝目覚めると私はうつぶせに寝ていた しばらくして起き上がろうと腕を・・・・おや? ・・・・・あれ? 我が黄金の左腕が・・・・無い・・・ 焦って起き上がろうと身を浮かした下に その黄金の左腕があった ゴロッと力無く横たわる黄金の左腕 幸いにも繋がってはいるようだ ひとまず安心はするが 必死に動かそうにも肩から先の感覚は皆無 何だ? 部分的金縛りか? 仰向けに姿勢を直し 臍下丹田気合い一発! ベチッ! 無理矢理に動かした黄金の左腕は顔の上まで来て 動くことに安心し 気を抜いた瞬間 ただの肉の塊と化した黄金の左腕が 我が寝ぼけ顔に遠慮なく落下してきた そのあまりの痛みで意識がハッキリとし 状況が把握できた 我が黄金の左腕は痺れているのだ 身体の下敷きになって痺れているのだ 何のことはない それだけの話だ とは思ってみても動かないモノは動かない で、回復を待つこと数分 そこには、痛いようなくすぐったいような感覚に悶えながら 焦って着替えている自分がいた 新しいマゾヒスティックな自分に向き合える所に向かうために
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