生活綴り 咲紀 |
2003年07月14日(月) 浮気 | ||||
私たちの別れの原因は至って単純明快だった。 彼氏さんが浮気した。 私は、我侭で独占欲が人一倍強い。 電話は毎日。週末は必ずデート。デート中は手を繋がないていないと 一歩も歩き出さない。 2週間に一回は平日の夜も仕事の帰りのデート。 そんな我侭放題の私と付き合いながら彼氏さんは浮気をした。 信じられなかった。 正直、あの身体のどこに浮気をするバイタリティーが あったのかと疑った。 最初は許そうと努力した。 「浮気をされても私は貴方が好き。 だから関係ないよ 今まで通りやっていこう?」 こんなメールまで送った。 本当にプライドのかけらもないメールだ。 でも、一晩も寝ると 「やっぱり許せない。 なんで浮気された私が下手にでなきゃいけないの? なんで謝らないの?私に悪いと思わないの?」 頭の中が一転する。 そんな日々が約1カ月過ごした。 浮気が発覚した最初の1週間は何も喉が通らなかった。 2週目は吹っ切ろうと友達が企画してくれたコンパに出倒した。 3週目はコンパで知り合った男の子に告白みたいなことをされた。 4週目はさすがにこのままではまずいと思い出し、携帯を解約して、 新規の番号とメアドを手に入れた。 こんなことがあっても私と彼氏さんは毎日連絡をとっていた。 本当に毎日毎日。 もう、以前とは比べモノにならないような1分か2分で 終わるような内容も何もない、ただ傷つけ合うような電話。 お互いに傷つけ合うような言葉しかでてこないのに なぜ毎日連絡を取り続けているの彼氏さんも自分も矛盾を 感じていたのに連絡はとぎれなかった。 毎晩、見る夢は浮気が発覚した日の夢で 朝起きるとクーラーをつけているのに汗でパジャマが ぐっしょりと濡れていた。 もう、体力も精神もボロボロだった。 浮気は発覚から一ヶ月後、私は旅に出ることにした。 |
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