切れ端。

2004年05月10日(月) 親愛なる父親へ。

君に逢おうと思っても
二度と会えないのも知ってる

君逢える日が来るのは もっと先だろう
だから僕は 君の歩いた長い道をなぞった

君がいなくなった日に
彼女の叫んだ声が今も突き刺さる

残された僕たちは 思い出に埋まった
だけど僕は 燈台の無い海を泳ぎきるよ

目を閉じれば 美化されず残った
幼い記憶 色の褪せる事を知らない 景色を見れるから

目を閉じれば ほらまた君に会った
残った記憶 その中で聞こえる声に 背中を押されながら


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shinsuke [MAIL]