アナウンサー日記
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2001年01月25日(木) |
最近ムッとしたこと コンビニ篇 |
とある寒い日、会社の近くにあるコンビニエンス・ストアのレジで。
「同じ袋でよろしいでしょうか?」と店員が聞いた。 とっさのことで、ワタシは反射的に「ええ、いいですよ」と応えた。
だが次のアクションを見て、ワタシはすぐに後悔した。店員は、暖めたばかりのお弁当と冷たいウーロン茶を同じ袋に入れて、ワタシに手渡したのだ。
会社に帰る道すがら、ワタシはだんだん腹が立ってきた。温かい弁当と冷たいウーロン茶を同じ袋に入れたらどうなるか、そんなの幼稚園児でも分かる。弁当は冷えるし、ウーロン茶はぬるくなる。両者ともに、本来のおいしさを発揮することができなくなってしまうのだ。
ワタシはウーロン茶を袋から取り出して手に持って歩きながら、アレコレ考えた。あんな質問をされたのは今日が初めてだが・・・あの女性店員の自信に満ちた尋ね方からいって、恐らくどこの店でも同じ質問をするようにしているに違いない。つまり、ごく最近全国のチェーン店で一斉にマニュアル化されたのだ。
ではなんのために? 考えられるのは、やはり「地球を守ろう運動」「コスト削減」・・・このあたりか。だが、モノには限度がある。「地球を守る」美名があれば、なにをしたっていいのか。冷やすとおいしいウーロン茶を開発した研究者や、電子レンジで暖めると完成するよう知恵を絞った弁当メーカーの努力は無視してもかまわないのか。ひいては、昼食の時間だけを楽しみにしている企業戦士や公務員、自営業者その他もろもろのささやかな楽しみを台無しにしても構わないと言うのか・・・。
考えれば考えるほど、ワタシは納得の行かない気持ちが高まり、ある結論に達した。つまり、「今度はきっぱり断ろう」(笑)。
あのう全国のコンビニ関係者の皆さま・・・「同じ袋でいいですか運動」、早く止めたほうがいいですよ。きっと、評判悪いと思います。
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