アナウンサー日記
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2001年01月08日(月) ラグビーの面白さは、世界いちィィィィー!パート3

 さらにきのうのつづき。


 佐賀工業の小城監督は、毎年秋口になると「村山さん、今年の佐賀工業は史上最強のチームですよ」と言う。「去年の3年生が引退したときはもうだめかと思ったんですが、1年経ったらびっくりするくらい強くなってました」・・・これを毎年言う。セリフもほとんどいっしょ。変わるのは強さの理由が年によってフォワードだったりハーフだったりするくらい。何しろ特筆すべきは、小城監督が毎年本気でこのセリフを言っているということだ。これは素晴らしいことである。
 
 いつぞや、伏見工業の山口先生と一緒に呑む機会を得たとき、先生は私の両腕を握り締め、「ボクはラグビーのことがホントに好きで・・・ラグビーが好きだって口にするだけでもう、涙が出てくるくらいなんです・・・」と言ってホントに泣いた(ちょっと酔ってましたけど)。「でもね、ボクがグラウンドでぶわわって泣きながら、子供たちにね、お前はラグビーが好きかって聞いたら、やっぱり子供たちもぶわわって泣きながら、先生ボクもラグビーが好きやって言いよるんですわ」


 ・・・いかがですか? こんな素敵に熱い指導者たちがたくさんいるのが、ラグビーって競技の魅力のひとつだと思うのです。


 それにしても、きのうの全国高校ラグビー決勝戦は、ふたりの名物指導者(失礼!)に会いに行くだけでも、花園に足を運ぶ価値のあるゲームだったと思うんですが・・・。(もちろん言うまでもありませんが、真の主役はフィールドの選手たちですよ!)


 かえすがえすも、あのスタンドの空席、もったいない!

 


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